【2019年版】旅行におすすめな究極のミラーレスカメラ|厳選2機種!

旅行におすすめな究極なミラーレスカメラ|厳選2機種! Camera

旅行にはカメラが欠かせない。観光地を訪れた際の記録だけではなく、家族や友人との思い出作りはもちろん、旅先で出会った光景を作品としてSNSなどで発表する際にもカメラは重宝する。

最近はスマートフォンのカメラ機能が進化したことである程度は綺麗に撮れるようになったものの、画質面や機能面では撮影に特化した専用機である高級コンパクトカメラやレンズ交換式カメラにはまだ遠く及ばない。

旅先で出会った光景や家族・友人との思い出を少しでも綺麗かつ印象的に写真として残すには、やはりこれらの撮影専用機を旅のパートナー:「旅カメラ」として用意しておくのがおすすめだ。

とはいえ、カメラには様々な種類があり、難しい専門用語も盛り沢山なので、それらに馴染みのない初心者の方はどれを選べばいいのか迷ってしまうのも無理はないだろう。

そこで僕は、前回までに7回に渡って旅カメラの選び方のポイントをまとめた連載記事を投稿してきた。

旅カメラ選びのポイント⑦ システムカメラとしての拡張性は充実しているか?

この連載を読めば、旅カメラを選ぶ際に重要となるポイントを網羅して理解できるので、より確実に最適な機種を選べるだろう。

そして、今回の記事はその集大成として、連載記事で解説してきた旅カメラの選び方のポイントを踏まえた上で、旅行のパートナーとして僕が強くおすすめする究極の旅カメラを2機種まで厳選して紹介していく。

ぜひあなたの旅行のパートナーに相応しい旅カメラ選びの参考にしていただきたい。

Alan
いよいよ僕がおすすめする究極の旅カメラをご紹介できる時が来た!今回の記事はこれまでの集大成ということもあり、15000字を超える超長文になっている。しかし、旅カメラ選びで重要となるポイントは全て網羅してあるので、ぜひ最後まで目を通して最高の旅カメラを手にしてほしい!! @alan-d-haller

Contents

旅行のパートナーとしておすすめな究極の旅カメラはこれだ!

まずは結論からお伝えしよう。

旅行のパートナーとして持って行く旅カメラには、OM-D E-M5 Mark IIまたはOM-D E-M1 Mark IIの2機種がおすすめだ!

どちらもOLYMPUS(オリンパス)というカメラメーカーから発売されているミラーレスカメラと呼ばれる種類のカメラだ。詳しくは後述するが、レンズの交換が可能なことと小型軽量で機動力に優れていることが両機種の大きな特徴だ。

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark IIの概要

オリンパスは自社のミラーレスカメラを2つのブランドに分けて展開している。どちらかというと女性向けの高品位なデザインでスタイリッシュに写真を楽しめる「PEN」と、電子ビューファインダーと防塵防滴機構の搭載により本格的な作品撮りにも対応できる「OM-D」だ。

OM-D E-M5 Mark IIはその「OM-D」シリーズのミドルクラスモデルに当たるミラーレスカメラだ。ミラーレスカメラ特有の軽量コンパクトなボディなので、カメラの重量に気を取られず旅行自体を楽しめることに加えて、軽快なフットワークを生かしつつ撮影も手軽にサクサク楽しめる。

また、悪天候をものともしない強力な防塵防滴機構と手持ちでも夜景が撮れる圧倒的な性能の手ぶれ補正機構が搭載されているので、通常は撮影が困難な環境でも難なく対応できる。さらに、本来は複雑な機材を必要とする高度な撮影技法が簡単な操作で使える特殊撮影機能が充実しているので、初心者でもプロ顔負けの写真表現に気軽に挑戦できるのも魅力だ。

現在僕もこのOM-D E-M5 Mark IIをメインカメラとして運用している。一眼レフカメラと同等以上の画質を圧倒的に小型軽量なボディで楽しめるので、旅先で観光を楽しみながら軽快なフットワークでスナップ撮影をする際に特に重宝している。

以前執筆した下記の記事では、OM-D E-M5 Mark IIで僕が特に気に入っているポイントをまとめておいたので、こちらも合わせて参考に目を通していただくと良いだろう。

最高の旅カメラ:僕がOM-D E-M5 Mark IIを愛用する7つの理由

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIの概要

OM-D E-M1 Mark IIは「OM-D」シリーズの頂点に立つフラッグシップモデルの一翼を担う機種だ。OM-D E-M5 Mark IIの上位機でもあるので同機の全ての性能を備えていることに加えて、動体撮影性能と画質がより向上しているのが特徴だ。

それまでミラーレスカメラが不利とされていた動きものの撮影にも難なく対応できるので、旅先で鉄道や野生動物、野鳥などの撮影を行う場合に極めて有利。OM-D E-M5 Mark IIと比べてグリップが深く大きいので、望遠レンズなどの大きなレンズを装着してもホールディング性が安定するのもポイントだ。

画質もOM-D E-M5 Mark IIからワンランク進化しているので、旅先の風景をより高画質に撮影したい場合にもおすすめ。ただし、若干大型化してしまうのが難点だが、軽快なフットワークの維持に影響するほどではないので、旅カメラとしても十分に活躍できる。

僕はOM-D E-M1 Mark IIに関してはまだ所有していないのだが、次にミラーレスカメラを購入するならば絶対にこのOM-D E-M1 Mark IIにすると決めている。オリンパス主催のイベントで何度か試用させてもらったが、全ての性能がOM-D E-M5 Mark IIの1段上で、自分の旅写真を新しい領域に進化させるのに最適だと思ったからだ。

以前執筆した下記の記事では、OM-D E-M1 Mark IIをオリンパスから借りてテスト撮影した時の記録をまとめておいたので、こちらも合わせて参考に目を通していただくと良いだろう。

【レポート】OM-D E-M1 Mark II 体験ツアー in OLYMPUS POP UP PLAZA

それぞれの機種が持つ魅力については後ほど詳しくお伝えしよう。

その前に、まずは復習としてこちらに目を通してほしい!

【復習】旅カメラ選びのポイント7点

2機種の素晴らしさをより深く実感していただくためにも、旅カメラ選びのポイントを今一度復習しておこう。これまで7回に渡ってお送りしてきた連載「旅カメラ選びのポイント」では、旅のパートナーとして旅行に携行するカメラを選ぶ際に重要となる7つのポイントを解説してきた。

①レンズを交換して多彩な表現が楽しめるか?

旅先ではいくつもの魅力的な被写体やシーンに出会う。あらゆる状況に対応しつつ、自分だけの素敵な写真を撮るためには、レンズを換装することで多彩な表現が楽しめるレンズ交換式カメラがおすすめだ。

イメージセンサーの面積もスマートフォンやコンパクトカメラと比べて大幅に大きいので、背景を大きくボカしたい場合や夜景を綺麗に撮りたい場合にも有利だ。

旅カメラ選びのポイント① レンズを交換して多彩な表現が楽しめるか?

②機内持込手荷物に収まる小型軽量なカメラシステムか?

軽快なフットワークが何よりも重要となる旅写真の撮影では、小型軽量かつ高画質が得られるマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ(マイクロミラーレス)が最も相応しいと言える。

特に、マイクロフォーサーズシステムの機材総重量はフルサイズのものと比較して半分程度で、LCCの手荷物規定にも十分に収まるため、LCCを活用した旅行にも最適だ。

旅カメラ選びのポイント② 機内持込手荷物に収まる小型軽量なカメラシステムか?

③画質スペックは必要十分で負担にならないか?

マイクロミラーレスの画素数は1600〜2000万画素ほどでフルサイズミラーレスと比べると大きく見劣りしてしまうかもしれない。しかし、A3ノビの大判プリントでも高解像に印刷できるし、主要SNSへの投稿にも十分すぎる画素数を持っているので、写真を楽しむ分には必要十分な画質スペックを備えていると言える。

そして、マイクロミラーレスで撮影できる画像はデータのハンドリングも楽。1コマ当たりのデータ量がさほど多くないので、フルサイズミラーレスよりもさらに多くの写真を保存できる。また、廉価なミドルスペックPCでも画像管理や編集がストレスなく快適にできる。

旅カメラ選びのポイント③ 画質スペックは必要十分で負担にならないか?

④天候変化に対応できる防塵防滴機構を備えているか?

旅先ではいつでも天気に恵まれるとは限らない。朝は晴れていても急な悪天候に見舞われることもあるし、朝から一日中雨や雪に降られることもある。

しかし、防塵防滴機構が搭載されたマクロミラーレスのカメラならば、天候に左右されることなく自由に旅写真の撮影を楽しめるようになる。さらに、晴れの日では出会えない、雨や雪の日ならではの風景の撮影も楽しめるのもポイントだ。

旅カメラ選びのポイント④ 天候変化に対応できる防塵防滴機構を備えているか?

⑤三脚いらずの強力な手ぶれ補正機構を備えているか?

マイクロミラーレスの超強力な手ブレ補正機構を活用すれば、暗い室内や夜景も簡単に撮影できるだけでなく、三脚禁止の観光地でも三脚を使わずにしっかりと手ブレを抑えられ、滝のシルク描写など低速シャッターを生かした表現も手持ちで対応できる。

さらに、わざわざ三脚を携行しなくて済むので、混雑した観光地でも軽やかなフットワークで観光や撮影を楽しめる。

旅カメラ選びのポイント⑤ 三脚いらずの強力な手ぶれ補正機構を備えているか?

⑥可動式モニターで撮影視点を自由に変えられるか?

マイクロミラーレスの可動式モニターはあなたの写真を視点という束縛から解放してより印象的なものにしてくれる。

特に、バリアングルモニターを搭載した機種では縦位置・横位置どちらの構図でも多彩なレベルやアングルからの撮影ができる上、自撮りや動画の撮影の際にも重宝するので非常におすすめだ。

旅カメラ選びのポイント⑥ 可動式モニターで撮影視点を自由に変えられるか?

⑦システムカメラとしての拡張性は充実しているか?

写真を長く続ければ続けるほど自分独自の表現を開拓したくなるので、新しい被写体や未知の撮影領域に挑戦したくなるもの。趣味やライフワークとして本格的に旅写真を楽しみたいのであれば、それを見越した上でマイクロミラーレスのように拡張性の高いカメラシステムを選ぶのがおすすめだ。

マイクロミラーレスはミラーレスカメラ中で最多となるレンズラインアップを持っている。さらに、縦位置グリップや外部フラッシュはもちろん、専用設計の純正防水プロテクターまでも完備されているので、旅先で出会うありとあらゆる被写体やシーンの撮影に対応できる。ドローンやシネマカメラとレンズを共用できるのもポイントだ。

旅カメラ選びのポイント⑦ システムカメラとしての拡張性は充実しているか?

ここまで見てきた7つのポイントは旅カメラを選ぶ際に非常に重要となる。

次項からはいよいよ、この7つのポイントを踏まえつつ、OM-D E-M5 Mark IIとOM-D E-M1 Mark II、両機種のおすすめポイントについて情熱を込めて詳しくお伝えしていこう!

旅行におすすめな究極のミラーレスカメラ①|OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II

まずは、OM-D E-M5 Mark IIについて詳しく見ていこう!

【旅カメラ選びのポイント7点】に対する評価

それぞれのポイントに対するOM-D E-M5 Mark IIの評価は次の通りだ。なお、各項目に対する評価は★による5段階評価を付けている。

①レンズ交換が可能か?(★★★★★)

OM-D E-M5 Mark IIはレンズ交換式のミラーレスカメラなので、レンズを換装しながら多彩な写真表現が楽しめる。装着できる交換レンズの種類も豊富に用意されている。

②小型軽量か?(★★★★★)

OM-D E-M5 Mark IIはマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ(マイクロミラーレス)に分類される。カメラ本体だけではなく、交換レンズを含むカメラシステム全体が小型軽量なのが特徴だ。

カメラ単体の重量はわずか469g(バッテリー及びメモリーカード込み)ほどしかなく、使用が想定されている交換レンズも軽いもので100〜200g、重いものでも500gに満たないので、軽快なフットワークで撮影が楽しめる。

また、カメラシステムをフルセットで持って行っても2kg程度の重量で収まるので、当然ながら飛行機の機内持込手荷物の規定も楽にクリアできる。

③画質スペックは必要十分か?(★★★★☆)

OM-D E-M5 Mark IIのイメージセンサーの有効画素数は約1600万画素だ。巷で流行のフルサイズミラーレスと比べるとスペック的には見劣りするかもしれない。しかし、写真展での展示に通用できる高解像度を維持しつつもA3以上の大判印刷にも対応できるので、写真を楽しむ分には十分すぎる画素数があると断言できる。

また、一般的にはマイクロフォーサーズのイメージセンサーはAPS-Cやフルサイズのもに比べると高感度画質が弱いと言われているが、OM-D E-M5 Mark IIはISO3200ぐらいまでなら実用に足る画質が得られるので十分だ。それどころか、強力な手ぶれ補正機構を活用すれば高感度を使わなくても夜景が手持ちで撮れるので、高感度に頼ることはあまりない。

OM-D E-M5 Mark IIでは容量の多いRAW形式記録でも64GBのSDXCカード1枚で3500コマ以上撮影できる。1日当たり500コマの写真を撮影したとしても1週間くらいは保つので十分だ。加えて、画像1コマ当たりのデータ容量もそれほど多くはないので、RAW現像やレタッチにそこまでハイスペックなものは必要にはならない。

④防塵防滴機構は備えているか?(★★★★★)

OM-D E-M5 Mark IIはレンズ交換式カメラで最高クラスの防塵防滴性能を誇る。上からジョウロで水をかけても故障しないほどタフなので(絶対にやらないように!)、豪雨の中や水しぶきの激しい滝の側でも撮影が続けられるのは大きなメリットだ。その性能の高さにはオリンパスも大きな自信を持っており、かつては万が一の浸水故障の際は修理代を全額補償するサービスを提供していたこともある。

また、-10℃までの耐寒性能に対応しているのもポイント。実際には-20℃を下回る寒冷地域でも問題なく撮影できるので、冬の北欧や北アメリカはもちろん、アンデス山脈など高山地帯での旅行にもおすすめだ。

⑤手ぶれ補正機構は備えているか?(★★★★☆)

OM-D E-M5 Mark IIは2015年の発売当初、レンズ交換式カメラ中で世界最高となる全方向で5段分の補正効果を持つボディ内手ぶれ補正機構を搭載していると強く宣伝していた。加えて、対応レンズは2種類のみに限られるが(2019年3月現在)、レンズ内の手ぶれ補正機構と連動するハイブリッド補正(シンクロ補正)にも対応し、その場合は最高6段分の補正効果を誇る。

現在ではより上位機のOM-D E-M1 Mark IIなどに補正性能では抜かされているが、それでもかなり高い補正効果を持つことには変わりない。何より、三脚を使用しなくても夜景が難なく撮れるのはもちろん、1/2秒よりも遅いスローシャッター表現が手持ちでできるのは、他社のミラーレスシステムにはない大きな魅力だ。

⑥可動式モニターは備えているか?(★★★★★)

OM-D E-M5 Mark IIはバリアングルモニターを搭載している。一般的なチルトモニターと違って縦位置構図でも液晶モニターの傾きを調整できるので、構図に関係なくあらゆる視点変更に対応できる。

また、液晶モニターを反転させれば自撮りも簡単にできるし、ビデオカメラのように液晶モニターを展開した状態で使えば動画撮影時にも安定した姿勢で手持ち撮影が可能だ。

⑦拡張性は充実しているか?(★★★★★)

OM-D E-M5 Mark IIにはミラーレスカメラシステム中で最高となる本数の対応レンズが用意されている。オリンパスの純正レンズだけでも23本がラインアップに存在し(2019年3月現在)、パナソニック製やサードパーティ製のレンズを合計すれば70種類近くの交換レンズが使用できる。

また、カメラ本体に追加するアクセサリーも充実。縦位置グリップや外部フラッシュはもちろん、水中撮影で使用する専用の防水プロテクターも純正品で用意されている。もちろん、各交換レンズ用のレンズポートも完備している。これは他社のミラーレスシステムにはない大きな魅力だ。

OM-D E-M5 Mark IIのおすすめポイント

この項目ではOM-D E-M5 Mark IIで僕が特におすすめするポイントを4点紹介していく。

①小型軽量で抜群のタフネス性能

上記でも触れたが、OM-D E-M5 Mark IIの本体重量は約469g (バッテリー及びメモリーカード含む)しかない。装着する交換レンズも小型軽量なものが多いので、旅先でも軽快なフットワークの撮影が楽しめる。

とはいえ、グリップの形状が浅く小さいので、望遠ズームレンズやPROラインの大口径レンズなど比較的大きなレンズを使用する時はしっかり握れないので不便だ。しかし、OM-D E-M5 Mark IIには専用の拡張グリップが用意されている。

大きめのレンズを使用する時はこの拡張グリップを装着すれば、深く大きなグリップでしっかりとカメラをホールドできる。逆に、PREMIUMラインの小型軽量な単焦点レンズを使用する場合は、拡張グリップは使わない方が軽快さを保てる。

このように、拡張グリップを脱着することで使用するレンズの大きさに合わせてホールディング性をカスタマイズできるのは、OM-D E-M5 Mark IIだけの特徴だ。

おまけに、カメラ本体は強力な防塵防滴機構を搭載しているので、過酷な環境下でも難なく撮影を継続できる。周りのカメラマンが雨の中で撮影をためらってしまうような状況でも、小型軽量でタフなボディを駆使すれば積極的に撮影に向かうことができるので、その分良い写真が撮影できるチャンスも増えるのだ。

②カスタマイズの自由度が高い操作性

OM-D E-M5 Mark IIは一眼レフカメラと比べて小型なためボタンなどを配置できるスペースが限られている。しかし、小さなボディでも快適に操作ができるように、各所の操作性がとてもよく考え抜かれて設計されている。

特徴的なのが、電子ファインダーの右にある「レバー」だ。

OM-D E-M5 Mark Ⅱのレバーの画像

レバーを「1」から「2」に切り替えることで、各種ダイヤルの機能やAF方式をワンタッチで変更できる。

これはレバーを切り替えるだけで各ダイヤルの機能やフォーカス方式をワンタッチで変更できるというもので、それまで撮影していたものとは異なる被写体やシーンを撮影するために操作設定を変えたい際に非常に重宝する。

Alan
僕はこのレバーに「mode 5(フォーカス方式の変更)」を割り当てている。ワンタッチでAFからMFに変更できるので、スナップ撮影中に道端で見つけた花を撮る時など、より精度の高いピント合わせが必要になった際に非常に重宝している。 @alan-d-haller

また、よく使用する機能や設定をボタン一つですぐ呼び出せるのもポイント。本体の右上部には4つの「Fnボタン」「ムービーボタン」、前面左下には「プレビューボタン」が搭載されている。

OM-D E-M5 Mark ⅡのFnボタンの画像

OM-D E-M5 Mark IIの上部カバーの右側には合計4つのFnボタンが配置されている。

OM-D E-M5 Mark Ⅱのプレビューボタンの画像

左下のプレビューボタンもFnボタンと同様によく使用する機能を割り当てられる。

これらのボタンには「ピント拡大」や「ブラケット撮影」などの使用頻度の高い設定項目を割り当てることができる。これにより、いちいちメニューを開かなくても使いたい機能がすぐに使用できるので、急なシャッターチャンスに遭遇しても即座に対応ができるのだ。

Alan
ちなみに僕は「Fn1ボタン」には「AEL/AFL」を割り当てている。これを前述のレバー設定の「mode 5」と併用することで、鉄道や猫の撮影の際に役立つ「親指AF」が使えるようになるのだ。詳しい設定方法についてはまた改めて紹介しよう。 @alan-d-haller

③プロ級の高度な撮影技法が手軽に使える

本来はプロが苦労して使用する高度な撮影技法を必要とする写真が手軽に撮影できる、特殊撮影機能が豊富に搭載されているのもOM-D E-M5 Mark IIの魅力だ。

例えば、「ハイレゾショット」。これはボディ内手ぶれ補正機構を応用した高解像技術で、画素の位置をわずかにずらしながら連続撮影した画像を合成することで4000万画素相当の高解像画像が撮影できるというものだ。風景や美術品の撮影など、解像感をより高めて撮影したい時に重宝する。

「深度合成」も便利。これはピント位置を変えつつ連続撮影した画像を合成することで、被写体の全体にピントを合わせた写真が撮れるというものだ。花や昆虫など小さい被写体をマクロ撮影する時に全身にピントを合わせられるので重宝する。

そして、極め付けは「ライブコンポジット」。これは長時間露光の際に画面内で明るさの変わった場所の光のみを取り込んで反映する「比較明合成」という撮影技法を簡略化したもので、液晶モニターで露光状態の変化を確認しながら撮影できるという機能だ。夜景や星景の写真を撮影する際に非常に重宝する。

これらの撮影技法は本来、数枚から数百枚以上の画像をPCで合成することで初めて使用できる特殊技法なのだが、カメラ側の設定だけで簡単に使用できてしまうのだ。

④最高のコストパフォーマンス

最後に、コストパフォーマンスが圧倒的に優れているのもOM-D E-M5 Mark IIの大きな魅力である。旅写真の撮影で重宝する防塵防滴仕様の高倍率ズームレンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIとのキットが、なんと10万円を切る低価格で購入できてしまえるのだ!

フルサイズミラーレスの場合だと安い型落ちの機種でもカメラ単体だけで15万円近くはかかる。さらに、高倍率ズームレンズを買い足そうとすると、プラスで12〜13万円ほどの金額が追加される。結果、必要最低限の機材を揃えるだけでも30万円近い出費になってしまうのだ。

それに対して、OM-D E-M5 Mark IIは高倍率ズームとのキットでも10万円でお釣りが返ってくる程度なので、機材にかけるコストを大幅に節約できる。ただでさえ家計や旅費など何かと出費が多い世の中なのだから、これは僕を含む一般庶民にとって非常に助かる価格設定だと思う。

Alan
無理して高価なフルサイズミラーレスで機材を揃えるならば、必要十分な画質と機能を持つマイクロミラーレスで機材を揃えるのがおすすめだ。そして、節約した分を旅費や家族サービスなどに回した方がより充実した人生を過ごせると僕は確信している。 @alan-d-haller

OM-D E-M5 Mark IIの注意すべきポイント

当然のことながら、OM-D E-M5 Mark IIにも弱点はある。ここではOM-D E-M5 Mark IIを使用する際に注意すべきポイントを確認しておこう。

①動体撮影は苦手

OM-D E-M5 Mark IIは動くものの撮影が不得意だ。鉄道やスポーツなど多少動きが速くても動きが一定の被写体ならかろうじて対応できるのだが、野生動物や野鳥など高速かつ不規則に動く被写体の撮影にはかなり苦戦することになる。

というのも、OM-D E-M5 Mark IIのAF方式はコントラストAFしか搭載していないからだ。コントラスAFはピントの精度は高いのだが、ピント合わせまでにやや時間がかかるという性質があるので、原則的に動体撮影にはあまり向いていない。

上位機のOM-D E-M1 Mark IIに搭載されている像面位相差AFがあれば、こういった被写体の撮影も十分に対応できるのだが…こればかりは仕方ないだろう。

一応、動体撮影用の機能として動く被写体にピントを合わせ続けるコンティニュアンスAF(AF-C)は使える。しかし、画像処理エンジンの性能はOM-D E-M1 Mark IIほどの余裕はないので、コンティニュアンスAFを手ぶれ補正機構と併用しようとすると処理が追いつかずピントが合いにくくなってしまうという弱点もある。

Alan
苦肉の策として、僕はOM-D E-M5 Mark IIで動体撮影を行う際は手ぶれ補正機構をオフにしている。動体撮影では基本的に1/250以上の高速シャッターを使うことが多いので、手ぶれ補正機構がなくてもなんとか凌げるからだ。 @alan-d-haller

連写速度も最高5コマ/秒ほどなのであまり速くはない。ただし、OM-D E-M5 Mark IIではRAW形式記録でもメモリーカードの容量が一杯になるまで連写が可能なので、よほど高速な被写体でもなければこの程度の連写速度でも十分に対応できる。

②ハイレゾショット機能は未完成

4000万画素相当の高解像画像が得られる特殊撮影機能の「ハイレゾショット」。(ちなみに、RAW形式では6400万画素相当の画像が記録できる。)

実はこの機能はOM-D E-M5 Mark IIで初めて採用されたものなのだが、初物の宿命ということもあり技術的に未完成な部分が多々見受けられる。

まず、OM-D E-M5 Mark IIでハイレゾショットを使う際は三脚の用意が絶対に必須だ。合成用の画像を連続撮影する間は演算に狂いが生じないようにカメラをしっかりと固定しておく必要があるからだ。

また、画面内に動く被写体が入る構図には対応できないのも弱点。流れる水や風に揺れる木々、人混みなどが構図に入った状態で使用すると、その部分のぶれを処理しきれずにノイズが現れてしまうのだ。

OM-D E-M5 Mark IIのハイレゾショットは技術的に未完成なため使いどころがやや限られる。しかし、被写体やシーンにうまくヒットしさえすればフルサイズミラーレスに匹敵する高解像画像が得られるので、いざという時にはかなり重宝することには変わりない。

OM-D E-M5 Mark IIで撮影した旅写真の作例紹介

ここまでOM-D E-M5 Mark IIのレビューについて一通り解説してきた。

最後に、実際にOM-D E-M5 Mark IIで撮影した旅写真の作例を何点かご紹介していこう。

画像の下に「【500px】」と記載のあるものは、画像をタップすれば500px上のウェブギャラリーに移動してフル解像度の画像を鑑賞することができる。ぜひそちらも合わせて楽しんでいただけると嬉しい。
Full-Bloom Railway by Alan Drake Haller on 500px.com

【500px】

A Gift from Gods by Alan Drake Haller on 500px.com

【500px】

The Garden of Words 2 by Alan Drake Haller on 500px.com

【500px】

After the Epilogue of "Your Name." by Alan Drake Haller on 500px.com

【500px】

Creators of the Mako-City by Alan Drake Haller on 500px.com

【500px】

旅行におすすめな究極のミラーレスカメラ②|OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II

ここからは、OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIについて詳しく見ていこう!

【旅カメラ選びのポイント7点】に対する評価

それぞれのポイントに対するOM-D E-M1 Mark IIの評価は次の通りだ。なお、各項目に対する評価は、OM-D E-M5 Mark IIと同様、★による5段階評価を付けている。

①レンズ交換が可能か?(★★★★★)

OM-D E-M1 Mark IIもOM-D E-M5 Mark IIと同じレンズ交換式のミラーレスカメラだ。イメージセンサーにも同じフォーサーズサイズのものが搭載されている。

②小型軽量か?(★★★★☆)

OM-D E-M1 Mark IIもOM-D E-M5 Mark IIと同じマイクロミラーレスだ。本体重量は約574g(バッテリー及びメモリーカード含む)で、OM-D E-M5 Mark IIと比較すると一回り重く大きいが、快なフットワークの維持に影響が出るほどのものではない。むしろ深く大きいグリップが採用されている分、PROレンズなどの大きなレンズを使用する際にホールディングが安定するので手ぶれが起こりにくく、長時間の撮影でも疲れにくい。

また、飛行機の機内持込手荷物の規定を十分にクリアできるのも同じ。PROレンズはマイクロフォーサーズレンズの中でも重い方だが全く問題ない。広角、標準、望遠、大口径単焦点などの交換レンズをフルセットで持って行ったとしてもフルサイズミラーレスのフル装備の半分以下の重量と体積しかないので、手荷物規定のために持って行く機材の数を限定する必要もない。

③画質スペックは十分か?(★★★★★)

OM-D E-M1 Mark IIのイメージセンサーの有効画素数は約2000万画素で、プロユースの撮影にも対応できる十分な画素数を持っている。また、OM-D E-M5 Mark IIと比べると25%も有効画素数が増えているにも関わらず、1段上となるISO6400が実用できるほど高感度撮影性能も向上している。

RAW形式記録でも64GBのSDXCカード1枚で2700コマほど撮影できる。画素数が増えた分、OM-D E-M5 Mark IIに比べると撮影可能コマ数は減ってしまうが、それでも5泊程度の旅行なら容量にかなりの余裕を持って旅写真の撮影が楽しめる。

④防塵防滴機構は備えているか?(★★★★★)

OM-D E-M1 Mark IIはOM-D E-M5 Mark IIと同等の防塵防滴性能と耐低温性能を持っている。どんなに過酷な環境でも撮影を継続できるのは大きな強みだ。

⑤手ぶれ補正機構は備えているか?(★★★★★)

OM-D E-M1 Mark IIはOM-D E-M5 Mark IIよりもワンランク進化した手ぶれ補正機構を搭載している。ボディ単体では最高5.5段分、レンズとのハイブリッド補正では最高6.5段まで補正効果が向上している。1秒はもちろん、熟練すれば2秒という長秒シャッター撮影も手持ちで対応できるようになる。

⑥可動式モニターは備えているか?(★★★★★)

OM-D E-M1 Mark IIもOM-D E-M5 Mark IIと同様、バリアングルモニターを搭載している。

⑦拡張性は充実しているか?(★★★★★)

OM-D E-M1 Mark IIはOM-D E-M5 Mark IIと同等以上の拡張性を持っている。70種類近くの交換レンズを装着できるし、専用の縦位置グリップや防水プロテクターも完備されている。

OM-D E-M1 Mark IIのおすすめポイント

この項目ではOM-D E-M1 Mark IIで僕が特におすすめするポイントを3点紹介していく。

①プロ仕様の操作性

OM-D E-M1 Mark IIはOM-D E-M5 Mark IIに比べると若干大型化している。しかし、その分深く大きなグリップを装備しているのでホールディング性が向上し、PROラインの大きなレンズを使用する場合でもカメラをしっかりと握れる。結果的に、手ぶれをより効果的に抑えたり、長時間の撮影でも疲れにくくなるのがメリットだ。

また、メモリーカードスロットが2つ搭載されているのも特徴。プロにとっては画像の紛失は死活問題なのだが、それを予防できる機能がこのダブルスロットだ。

片方のSDカードが容量一杯になったら他方のSDカードに自動で切り替えて記録したり、2枚それぞれのSDカードにJPEGとRAWを分けて記録したり、さらには両方のSDカードに同じ画像を同時記録したりもできる。

②一眼レフを超える動体撮影性能

かつてミラーレスカメラにとって動体撮影は大きな弱点の一つで、先代のフラッグシップであったOM-D E-M1でも一眼レフカメラの動体撮影性能には遠く及ばなかった。しかし、OM-D E-M1 Mark IIの動体撮影性能は一眼レフカメラを凌駕したと断言できる。

コントラストAFと像面位相差AFを併用する「DUAL FAST AF」に対応しているのは先代OM-D E-M1と同じだが、OM-D E-M1 Mark IIではAFポイントの数と密度が大幅に向上。高速・不規則な動体にも余裕で追従できる優れた動体撮影性能を実現している。加えて、一眼レフカメラと違って、AFポイントは画面のほぼ全域をカバーしてるので自由な構図でのピント合わせも可能だ。

また、OM-D E-M1 Mark IIは連写性能も極めて優れている。AF/AE追従で最高18コマ/秒の超高速連写が可能なほか、最大撮影コマ数もRAW記録時で約77コマあるので、約4秒間も超高速連写が継続できるのだ。

ちなみに、連写速度を10コマ/秒に落とした上でJPEG形式で記録すれば、SDカードの容量が一杯になるまで連写が続けられる。それでも一眼レフカメラの上級機とほぼ同等の連写性能を維持できるので、実用面では十分だろう。

動体撮影時には電子ファインダーの表示速度が重要だが、OM-D E-M1 Mark IIの電子ファインダーではタイムラグはほとんど感じらない。フレームレートを高速モードの120fpsに設定すれば非常がより滑らかになるので、高速に動く被写体も問題なく追える。

Alan
僕も以前OM-D E-M1 Mark IIの撮影体験会でバスケットボールゲームの撮影に挑戦したことがある。AFの速度と精度が圧倒的に向上していたこともあり、普段はスポーツ撮影をしない僕でもあっさりピントの合った写真を撮ることができた。 @alan-d-haller

そして、極め付きが「プロキャプチャーモード」だ。熟練者であっても人間の反応速度には限界があるので、どんなに集中してシャッターチャンスを狙っていたとしてもわずかに反応に遅れが生じてしまうのは仕方がないことだ。しかし、この特殊撮影機能を活用すれば人間の反応速度の限界を克服できる。

シャッターボタンを半押しした状態から連写(18コマ/秒)による画像のプリ記録が始まる。そして、全押ししてシャッターを切るとプリ記録は終わるのだが、その状態から最大で35コマまで画像を遡ることができるのだ。

プロキャプチャーモードで撮影した作例画像

プロキャプチャーモードのテスト撮影。クラッカーが弾ける瞬間を写し止めることができた。

つまり、このプロキャプチャーモードを活用すれば、野生動物の決定的瞬間を理想の構図で撮れるのはもちろん、通常の反応速度では対応しきれないミルククラウンや落雷の撮影もできるようになるのだ。しかも、2000万画素をフルに使って記録できる。

これは一眼レフカメラの構造では絶対に真似できない究極の動体撮影機能と言える。

③進化したハイレゾショット

OM-D E-M1 Mark IIのハイレゾショットはOM-D E-M5 Mark Ⅱのものよりも進化している。改善点は主に下記の2点だ。

まず、記録できる画素数が増加した。JPEG形式で5000万画素相当、RAW形式で8000万画素相当の超解像記録が可能になったので、さらに解像感を高めたい場合のニーズにも応えてくれる。

また、画面内に動く被写体が入る構図にも対応できるようになったのもポイント。画像処理エンジンが世代交代したことで演算の処理能力が大幅に向上し、流れる水や人混みが画面内に入ってもノイズにならず、綺麗にぼやかしてくれる。これによって、ハイレゾショットを使用できるシーンが大幅に増えて利便性が高くなった。

OM-D E-M1 Mark IIの注意すべきポイント

当然のことながら、OM-D E-M1 Mark IIにも弱点はある。ここではOM-D E-M1 Mark IIを使用する際に注意すべきポイントを確認しておこう。

①特殊撮影機能の使いすぎによるスタン状態

ハイレゾショットやプロキャプチャーモードは非常に画期的で便利な機能だ。しかし、これらの特殊撮影機能は撮影後にカメラ内で画像処理が終わるまでに若干時間がかかるのが難点。その間はカメラを一切操作できないので、シャッターチャンスを逃さないためにも乱用は控えて、タイミングを見極めつつここぞという時に使用するのがより良い運用法だろう。

②マイクロミラーレスでも必要コストはかなり高め

OM-D E-M1 Mark IIはOM-D E-M5 Mark IIと比べると約3倍の価格差がある。また、OM-D E-M1 Mark IIで主に使用が想定されるPROラインの高性能レンズは、STANDARDやPREMIUMなどの非PROラインのレンズと比べて2〜4倍もの価格差がある。

そのため、同じマイクロミラーレスでもOM-D E-M5 Mark IIに比べると機材に必要なコストが大幅に増えてしまうのが難点だ。しかし、価格差に見合う以上の価値はあると断言できる。撮影したい被写体や自分の撮影スキルを踏まえつつ、お財布事情と相談して購入を決めるのが良いだろう。

まぁ、それでも、フルサイズミラーレスのシステムと比べると圧倒的にコストパフォーマンスが高いのは間違いないだるう。

OM-D E-M1 Mark IIで撮影した旅写真の作例紹介

ここまでOM-D E-M1 Mark IIのレビューについて一通り解説してきた。

最後に、実際にOM-D E-M1 Mark IIで撮影した旅写真の作例を何点かご紹介していこう。

モノレールと青空の撮影画像 ライトトーン作品画像 ジオラマ作品画像 E-M1 Mark IIの作例画像7 E-M1 Mark IIの作例画像8

結局、どちらのカメラを選べばいいのか?

ここまでOM-D E-M5 Mark IIとOM-D E-M1 Mark II両機種について、旅カメラ選びのポイントに対する評価、おすすめポイント、注意すべきポイントなど様々な観点から解説してきた。どちらも同じオリンパスOM-Dシリーズのカメラで、旅カメラとしても非常に優秀なカメラなのだが、それぞれ対象となるユーザーの属性が若干異なる。

そこで、ここでは最後に、それぞれの機種におすすめな人を解説していきたいと思う。自分にはどちらの機種が最適かを考えながら目を通していただくと良いだろう。

OM-D E-M5 Mark IIがおすすめな人

OM-D E-M5 Mark IIがおすすめな人は下記のような人だ。

軽快なフットワークで旅写真の撮影を楽しみたい人

ここまで何度も解説してきたように、OM-D E-M5 Mark IIは本体重量が約469gしかない。また、カメラ本体が軽量コンパクトなだけではなく、使用が想定されるレンズも小型軽量なものばかりだ。

OM-D E-M5 Mark IIにキットの高倍率ズームレンズやPREMIUMラインの単焦点レンズを装着すれば、機材の総重量は800gにも満たない。この組み合わせでは、旅先の移動中にカメラの重さが気になって観光を楽しめなくなることもないし、朝から夜まで長時間歩き回っても疲労を感じにくいので旅行にも特におすすめだ。

旅写真の撮影も小型軽量なシステムの特性を最大限に生かして、軽快なフットワークでサクサク楽しめる。フットワークが軽ければその分移動距離は増え、移動距離が増えればその分素敵な被写体やシーンに出会える確率も上がる。旅カメラに関しては、軽く小さいことは大きなメリットとなる。

OM-D E-M5 Mark IIは軽快なフットワークで旅写真の撮影を楽しみたい人に特におすすめだ。

機材コストを抑えつつ本格的な撮影を楽しみたい人

OM-D E-M5 Mark IIは高倍率ズームレンズとのキットでも新品が10万円を切る低価格で購入できる。フルサイズミラーレスで型落ちの廉価な機種と比べても半分以下のコストしかかからないので、機材にかけるコストを大幅に節約できる。

また、OM-D E-M5 Mark IIは当然ながら単に安いだけの低機能なカメラではない。カメラとしての基本性能は非常に高く、写真を楽しむには十分すぎる画質と機能を持っているし、使い方次第ではフルサイズミラーレスに匹敵する作品も撮影できる。コストパフォーマンスがこれほど高いミラーレスカメラはなかなか存在しない。

OM-D E-M5 Mark IIは機材コストを抑えつつ本格的な撮影を楽しみたい人にもおすすめだ。

OM-D E-M1 Mark IIがおすすめな人

OM-D E-M1 Mark IIがおすすめな人は下記のような人だ。

旅先で鉄道や動物など動体を主に撮影したい人

同じ旅先でも人によって旅の目的は異なるように、カメラを向ける被写体のジャンルも千差万別だ。特に、鉄道や野生動物、野鳥などの動きものを主に撮影する場合は、OM-D E-M1 Mark IIの優秀な動体撮影性能は重宝する。

一眼レフカメラを凌駕するAF性能と超高速連写、そしてプロキャプチャーモードを駆使すれば、どんなに高速かつ不規則に動く被写体でも捕捉できないものはほとんどないだろう。

また、カメラのグリップは大きなレンズの装着時でもホールディングが安定しやすいように深く大きくデザインされている。手ぶれをより効果的に抑えられるばかりか、長時間の撮影でも疲れにくいので、目的の被写体を存分に追い回ることができる。

ちなみに、OM-D E-M5 Mark IIにはコンティニュアンスAFと手ぶれ補正機構の併用時にピントが合いにくくなるという弱点があった。しかし、OM-D E-M1 Mark IIは新世代の画像処理エンジンを搭載したことでその弱点を克服しているので、手ぶれ補正機構をオンにしても問題なくコンティニュアンスAFで被写体にピントを合わせ続けられる。

OM-D E-M1 Mark IIは旅先で鉄道や動物など動体を主に撮影したい人に特におすすめだ。

ワンランク上の高画質で作品撮りをしたい人

OM-D E-M1 Mark IIの有効画素数は現行のマイクロミラーレスカメラで最高となる約2000万画素ある。OM-D E-M5 Mark Ⅱから比較すると25%ほど高画素化しており、プロユースの撮影でも十分に対応できるだけの画質が得られる。

また、高感度画質も向上しておりISO6400が実用に足る画質で撮影でき、手ぶれ補正機構の効果もボディ単体で5.5段分にまで強化されている。夜景や暗い室内など光量の少ない場所でもぶれにくく、よりノイズの少ないクリアな写真が撮影できる。

加えて、ハイレゾショットもJPEG撮影時に5000万画素相当、RAW撮影時に8000万画素相当の超高解像画像が得られるように強化されている。マイクロミラーレスの小型軽量なボディにも関わらず、使い方次第ではフルサイズミラーレスを十分に凌駕できるだけの高画質を秘めていると断言できる。

OM-D E-M1 Mark IIはOM-D E-M5 Mark IIよりワンランク上の高画質で作品撮りをしたい人にもおすすめだ。

総評

今回の記事では、これまでの連載の集大成として、僕が旅行のパートナーとして強くおすすめする究極のミラーレスカメラを2機種まで厳選してご紹介してきた。

あまりにも熱を込めて内容を詰め込んでしまったので、気が付けば16000字を超える超長文の記事になってしまった(笑)。

しかし、ここまで解説してきたことを念頭に入れた上でカメラを選べば、あなたはきっと必ず最適な旅カメラに巡り会えるはずだ。

冒頭でもお伝えしたように、旅行にはカメラが欠かせない。観光地を訪れた際の記録だけではなく、家族や友人との思い出作りはもちろん、旅先で出会った光景を作品としてSNSなどで発表する際にもカメラは重宝する。

あなたもぜひ最高の旅カメラを手にして、最高の旅写真ライフを満喫してもらえればと切に願う。

ここまでお付き合いいただけたことを心より感謝する。