旅カメラ選びのポイント④ 天候変化に対応できる防塵防滴機構を備えているか?

旅カメラの選び方【第4回】 Camera

旅行のパートナーに最適な旅カメラの選び方と、究極厳選したおすすめの機種をご紹介している本連載。

第3回目であった前回は、旅カメラ選びの3つ目のポイント:「画質スペックは必要十分で負担にならないか?」をテーマに、マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ(以下、「マイクロミラーレス」)が持つ画質スペックについてご紹介した。

旅カメラ選びのポイント③ 画質スペックは必要十分で負担にならないか?

旅写真の撮影では必然的にシャッターを切る回数が日常よりも大幅に増えるため、画像1コマ当たりのデータ容量が大きいフルサイズミラーレスを始めとする3000万画素オーバーのカメラは不利だ。また、画像をプリント用紙に印刷したり、SNSなどのウェブサービスに投稿する場合も、マイクロミラーレスの1600万画素があれば十分だし、RAW現像やレタッチをする際もそれほどハイスペックなPCは必要にならないこともお分かりいただけただろう。

ところで、旅先ではいつも良い天気に恵まれるとは限らない。また、マイクロミラーレスを含めほとんどのカメラは精密機器のため、水やホコリの侵入に弱く、雨や霧、砂埃の中では使用に制限がかかるのがほとんどだ。悪天候のもとで何の対策も施されていないカメラを使って無理に撮影を続けていると、最悪の場合故障してしまい、多額な修理代が請求されてしまうこともある。

どんなに高画質なカメラでも、どんな時も自由に使えなくては意味がない。悪天候の度に使用に制限がかかっては不便だし、ましてや壊れて写真が撮れなくなってしまうのは論外だ。

しかし、マイクロミラーレスには強力な防塵・防滴性能を備えた機種も発売されている。それらの機種を選べば、天候に関係なく自由に写真の撮影が楽しめるようになる。

そこで連載第4回目となる今回は、旅カメラ選びの4つ目のポイント:「天候変化に対応できる防塵防滴機構を備えているか?」をテーマに解説していく。あなたにとって旅先で相棒となる最適な旅カメラを見つけるための一助になれれば幸いだ。

Alan
マイクロミラーレスには防塵防滴機構を搭載したカメラが多く発売されている。撮影の自由度が劇的に向上するのがポイントで、単に急な変化に対処できるだけではなく、雨や雪の日ならではの風景が自由に撮影できるようになる。旅の相棒となる旅カメラには必須の機能だね。 @alan-d-haller

カメラの防塵防滴機構とは?

冒頭で言及したように、カメラも精密機器の一種なので水やホコリの侵入は大敵だ。特に、ミラーレスカメラや一眼レフカメラなどのレンズ交換式カメラは、レンズの換装時にイメージセンサーなどの重要な部品がむき出しになるため、スマートフォンやコンパクトカメラ以上に水やホコリに弱い。

カメラ内に水が侵入すると、イメージセンサーなどの部品がショートするなどして正常な動作ができなくなる。そればかりか、電源すら入れられなくなってしまう場合もある。こうなってしまうとお手上げで、故障を修理するためには多額な費用がかかったり、最悪の場合、全損扱いになって新しいカメラを調達しなければいけなくなる。

また、カメラ内にホコリが侵入した場合も厄介だ。イメージセンサーのホコリが付着すると、画像を出力する際にその部分が黒い影となって写し出されてしまう。さらには、細かい粒子によってカメラ内部の部品が傷つけられてしまう場合もある。

こういった悲劇を未然に防ぐためにカメラのボディに施される対策が防塵防滴機構だ。主に「ミドルクラスモデル(中級機)」と呼ばれる10万円を超える価格帯のカメラや、それより上位クラスのカメラに搭載されることが多い。

では、具体的に防塵防滴機構がどのようなものか見ていこう。下記の写真は僕が愛用しているオリンパス OM-D E-M5 Mark IIのバッテリー収納部を写したものだ。バッテリーカバーを注意深く見ると、周辺を取り囲むように黒いゴム状のシーリングが施されているのがお分りいただけるだろう。

バッテリカバーのシーリングの画像

バッテリーカバーの周辺部には黒いゴム状の防塵防滴シーリングが施されている。

これらのゴム状のシーリングがカメラに施された防塵防滴機構の正体だ。このシーリングが搭載されていることで、外部からの水やホコリの侵入を防ぐことができる。その結果、悪天候の下で撮影を決行してもカメラが故障する最小限に抑えて撮影が進められるのだ。

バッテリーカバー以外にも防塵防滴のシーリングは施されている。こちらはメモリーカード収納部の写真だ。バッテリー収納部と同じように、カバー内の「PUSH TO EJECT」という黄色の案内シールを囲むようにしてゴム状のシーリングが確認できるはず。

メモリーカバーのシーリングの画像

メモリーカバーにも同様のシーリングが確認できる。

外観からは見えないが、各種ダイヤルやボタンの内部にも防塵防滴のシーリングは施されている。ダイヤルやボタンも水やホコリの侵入しやすい箇所なのだが、これがあることでカメラ内部に至るのを阻止できる。僕も雨天での撮影の際にかなり助けられた。

ダイヤルとボタンのシーリングの画像

外観からは見えないが、ダイヤルとボタンにもシーリングが施されている。

代表的な部分を紹介してきたが、他にもこういったゴム状の防塵防滴シーリングがボディのありとあらゆる各所に施されている。

また、カメラ本体だけではなく、交換レンズにも防塵防滴シーリングは施されている場合もある。下記は同じく僕が愛用している高倍率ズームレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II)の画像だが、レンズのマウント周辺部を注意深く見ると、ゴム状のシーリングが確認できるだろう。

レンズのシーリングの画像

レンズにもマウント周辺部にゴム状のシーリングが確認できる。

マウントはカメラとレンズを接合する部分でカメラで最も重要な部品であるイメージセンサーがすぐ近くに存在するので、最も水やホコリの侵入に弱い。しかし、レンズ側にシーリングが施されていることで、故障のリスクを最小限に抑えられるのだ。本格的な防塵防滴に対応したレンズでは、マウント部以外にピントリングの内側やズームリングのカム内にも同様のシーリングが施されている。

カメラの防塵防滴機構にはどんなメリットがある?

防塵防滴機構が施されたカメラでは次に挙げるようなシーンでも撮影が続行できるのがメリットだ。どれもエントリーモデルの防塵防滴非対応のカメラでは故障のリスクが高く難しいシーンだ。

急な天候の変化にも対応できる

防塵防滴機構に助けられる代表的なシーンが急な天候の変化に見舞われた時だ。旅先で朝ホテルを出た時は快晴でも、その状態が一日中続くとは限らない。四季や天候の移り変わりが比較的はっきりしている日本ならともかく、海外の国々では天候が安定しないことの方が多い。

例えば、フィリピンやマレーシアなど東南アジアの国々を雨季に旅行していると、スコールという天候現象に遭遇することがある。これは前触れも急に雨雲が生じて、激しい土砂降りの雨に見舞われるというものだ。

スコールは水圧を強くしたシャワーのような雨なので、防塵防滴機構が搭載されていないカメラやレンズでは一溜まりもない。厄介なことにスコールは前触れもなく急にやって来るものなので、安全に旅写真の撮影を楽しむためには事前の対策が欠かせない。

また、このことは東南アジアなど海外の場合だけではない。日本国内でも山は天候の変化が激しいし、平地でも夏にはスコールに匹敵する威力のゲリラ豪雨に見舞われることもある。しかも何の前触れもなく急に。

カメラに防塵防滴機構が施されていれば、こういった急な天候の変化に見舞われても、浸水によるカメラ故障のリスクを最小限に抑えつつ撮影を続行することができる。

旅行者や登山家、トラベルフォトグラファーにとってこれは大きなアドバンテージだ。天候が悪化する度に移動や撮影を中断していてはせっかくの時間がもったいないし、何よりカメラが故障して撮影ができないというのは論外だからだ。

防塵防滴機構が施されたカメラならば、天候の変化に左右されることなく自由に旅写真の撮影が楽しめる。

悪天候でも撮影が楽しめる

当たり前のことだが、旅先ではいつも天気に恵まれるとは限らない。前述のように急な天候悪化に見舞われることもあるが、時には朝から夜まで一日中雨や雪が降っていることもある。せっかくの旅行が台無しだと意気消沈してしまう方が大半だろう。

しかし、防塵防滴機構が搭載されたカメラであれば、そんな時でも落ち込む必要はなくなる。カメラの使用が天候に左右されないので、晴れの日と同じように旅写真の撮影が楽しめる。そればかりか、むしろ雨や雪の日ならではの風景を旅先で撮影できるのだ。

雨や雪の日の風景は晴れの日とはまるで別物だ。花や葉は水気を帯びてより生き生きと映えるし、夜の街灯やネオンも道の水溜りに反射して晴れの日よりずっと印象的に表情を見せてくれる。

例えば、下記の記事で紹介したような撮影が楽しめる。

【聖地巡礼】『言の葉の庭』のロケ地巡り|雨に彩る初夏の新宿御苑

この記事では、『君の名は。』でお馴染みの新海誠監督によるアニメ映画『言の葉の庭』の舞台となった新宿御苑の風景を、劇中で主に描かれていたのと同じ梅雨の時期に撮影した写真作品を載せている。

降りしきる雨の中という厳しい条件での撮影だった。しかし、葉の緑が晴れの日よりも瑞々しい表情で捉えることができ、同時に澄んだ空気までも切り撮れたと思う。

これらは晴れの日では絶対に出会うことのできない風景だ。こういった景色をモノにするためにはカメラの防塵防滴機構は必須となるが、それさえあれば晴れの日とはまるで異なる作品が撮影できるようになるのだ。

カメラの防塵防滴性能は何で確認できる?

防塵防滴機構に対応したカメラは撮影の自由度を広げることがお分かりいただけたと思う。次に、カメラが防塵防滴機構を備えているか否かをどうやって見分けるかを解説していく。

本来は「IPXX」の表示で確認するが…

通常、スマートフォンやカメラなどの電気機器が持つ防塵と防滴(防水)の性能についてはIP規格保護等級というものを参考にする。電気機器のパッケージや紹介サイトには「IP68」のように記載されているものだ。

これは水やホコリの侵入に対する電気機器の防御性能を指標化したもので、IPの後に続く最初の数値(第1数字記号)で防塵性能の高さを、その次の数値(第2数字記号)で防滴(防水)性能の高さを示している。

例えば、先述の「IP68」の場合、防塵も防水も最高レベルの性能を持っており、粉塵の侵入を完全に防備でき、水面下での使用にも耐えられるということを示す。

スマートフォンや防水コンパクトカメラでもその防塵防滴性能を示す際はこのIP規格保護等級が使用される。

ところが、同じカメラ機器であっても、ミラーレスカメラや一眼レフカメラは例外となる。通常、レンズ交換式カメラではIP規格保護等級は使用されないため、カメラ本体が持つ防塵防滴性能の高さを示す客観的かつ具体的な指標がないのだ。

では、ミラーレスカメラの防塵防滴性能は何で確認すればいいのか?

カタログやサイトのスペック紹介で確認する

ミラーレスカメラを含めるレンズ交換式カメラには防塵防滴性能の高さを示す客観的かつ具体的な指標は存在しない。カメラを選ぶ側からすると厄介なことではあるが、対処法もちゃんとある。

話は単純なこと。

商品カタログやメーカーサイトの商品紹介ページで防塵・防滴性能の高さを強くアピールしているカメラを選べばいいのだ。

例えば、下記は僕が愛用しているOM-D E-M5 Mark Ⅱの防塵防滴性能について紹介しているオリンパスのウェブページだ。オリンパスのOM-Dシリーズは強力な防塵防滴機構を備えていることで定評があるが、カメラのありとあらゆる箇所にシーリングが施されていることや土砂降りの雨に見舞われても壊れにくいことがページからお分りいただけるだろう。

Alan
OM-D E-M5 Mark Ⅱはジョウロで水を上からかけても壊れないなどのアピールがされたことでも有名だ。実際に僕の愛機も土砂降りの雨の中でカメラ用レインコートを使用しなくても故障することなく撮影を続けることができた。 @alan-d-haller

IP規格保護等級のような具体的な指標がないのは心許ない。

しかし、メーカー側が大々的に防塵防滴性能をアピールしているのであればまず間違いはないと言える。特に、一時期オリンパスで行われていたような、「悪天候下での使用で万が一故障した場合は修理代金は当社で負担する」という内容の保障サービスが用意されていれば完璧だ。

このように、優れた防塵防滴性能を持つミラーレスカメラを選ぶ際は、商品カタログやメーカーサイトを徹底的にチェックしておくことをお薦めする。

具体的にどの機種が防塵防滴対応か?

では、これまで紹介してきたマイクロミラーレスの中で防塵防滴機構を備えているカメラは、具体的にどのような機種があるのかを見ていこう。

2020年2月現在販売されている現行のマイクロミラーレスの中で、防塵防滴機構を備えているカメラは次の通りだ。(現在マイクロミラーレスのカメラはオリンパスとパナソニックの2社から主に発売されている。)

オリンパスの防塵防滴マイクロミラーレス
  • OM-D E-M5 Mark II*
  • OM-D E-M5 Mark III*
  • OM-D E-M1 Mark II*
  • OM-D E-M1 Mark III*
  • OM-D E-M1X*
パナソニックの防塵防滴マイクロミラーレス
  • LUMIX G8
  • LUMIX G99
  • LUMIX G9 PRO*
  • LUMIX GH5*
  • LUMIX GH5S*

*印の機種は-10℃までの低温下でも制限なく動作できる耐低温性能も備える。

オリンパスは5機種、パナソニックは5機種、2社合計で10機種が存在する。防塵防滴に対応したマイクロミラーレスを入手したい場合は、上記の機種の中から選ぶことをお薦めする。

Alan
僕としてはオリンパスのOM-Dシリーズがお薦めだ。強力な防塵・防滴・耐低温性能を備え、以前フラグシップモデルのOM-D E-M1 Mark IIでは故障に対する保障サービスも用意されたほど高い自信を示していた。実績もしっかりしており、自然風景や野生動物、ネイチャーフォトの分野で活躍するプロフォトグラファーにも数多くのユーザーがいるのもポイントだ。 @alan-d-haller

補足:耐低温性能とは?

僕が愛用しているOM-D E-M5 Mark IIを始めとするオリンパスのOM-Dシリーズやパナソニックのハイエンドモデルでは、防塵・防滴だけではなく-10℃までの耐低温性能も備えているという表記が見られる。

カメラにとっては水やホコリだけでなく低温も大敵だ。海抜2500m以上の高山帯や極圏などの寒冷地域を訪れると、カメラの駆動が著しく制限されてしまう。

気温が下がりすぎるとバッテリーの電圧が下がって、バッテリーの駆動時間が普段よりも大幅に少なくなったり(カットオフ電圧現象)、酷いと故障してカメラ自体が起動できなくなることもある。

しかし、耐低温性能を備えているカメラであれば、多少の低温状態の中であっても普段とほとんど変わらないバッテリー感覚で撮影できる。さすがにどんなに防寒対策をしてもカットオフ電圧を完全には防げないのでバッテリーの最大駆動時間が多少は減ってしまうだろうが、駆動時間の長さは耐低温に非対応のカメラと比べると雲泥の差だ。

もし山岳地帯や寒冷地でも旅写真の撮影を楽しみたい場合は耐低温性能を備えたカメラを選ぶことをお薦めする。

防塵防滴機構の注意点

最後に、防塵防滴機構に関して注意しておくべきことをまとめておく。注意点をしっかりと把握した上で、適切な準備をして旅写真の撮影に臨むことをお薦めする。

「防水」ではないので過信は禁物

よくある誤解なのだが、防塵防滴機構の「防滴」は「防水」ではない。つまり、雨水の水滴や多方面から噴射する水には(かろうじて)耐えられるが、水没までは対応できないということ。

防水ハウジングなしに潜水状態でカメラを使用すると浸水によって故障してしまうリスクが高くなってしまうのだ。そのため、防塵防滴機構を過信しすぎて防水対策を怠るのは避けたい。

確かに、僕が愛用しているOM-D E-M5 Mark IIを始めとする防塵防滴仕様のマイクロミラーレスは豪雨の中でもレインカバーなしで十分使えるし、激しい水しぶきの噴水や滝のそばでも故障しない。水面ギリギリまでカメラを近付けることもよく行う。

しかし、防塵防滴機構の防御性能にも限界がある。バッテリーを搭載する本体下部への集中噴射や水没までは対応しきれないし、カメラを長く使用していると経年変化によって防塵防滴性能も劣化してくる。

どんなに強く防塵防滴性能が謳われたタフなカメラであっても無理は禁物だ。カメラの防塵防滴性能を過信せず、レインカバーや防水ハウジングを用意するなど、可能なかぎりの対策を事前に用意しておくのが重要だ。

レンズやストロボも防塵防滴機構に対応したものが必須

カメラ本体が防塵防滴機構を備えていたとしても、装着して同時に使用するレンズやストロボも防塵防滴に対応したものでなければカメラの防塵防滴性能は発揮できない。

先述したように防塵防滴仕様のレンズにはシーリングが施されているが、非対応のレンズはシーリングがないためマウント部からの水やホコリの侵入を防止できない。防塵防滴仕様のカメラでもカメラ側のマウント部にシーリングが施されることはないので、防塵防滴性能をフルに発揮するためには同じく防塵防滴仕様のレンズが必要となるのだ。

同様に、防塵防滴性能を維持したままフラッシュ撮影を行う場合も、防塵防滴仕様の外付けストロボが必要となる。カメラ上部にあるストロボを装着する部分をホットシューというが、この部分も水の侵入に弱くショートを引き起こす原因になるからだ。

このように、カメラの防塵防滴性能を維持しつつ多彩な交換レンズで様々な表現をしたり、外付けストロボで高度なフラッシュ撮影を行う場合は、その全ての機材が防塵防滴機構を備えている必要があるのだ。

総評

旅先ではいつでも天気に恵まれるとは限らない。朝は晴れていても急な悪天候に見舞われることもあるし、朝から一日中雨や雪に降られることもある。

しかし、防塵防滴機構を搭載したカメラならば、天候に左右されることなく自由に旅写真の撮影を楽しめるようになる。さらに、晴れの日では出会えない、雨や雪の日ならではの風景の撮影も楽しめるのもポイントだ。

マイクロミラーレスには小型軽量なだけではなく、防塵防滴機構にも対応した優秀なカメラがラインアップに多く揃えられている。思う存分に旅先での撮影を楽しみたい方にはお薦めだ。

ところで、初心者や玄人に関係なく旅写真の撮影でも手ブレは難敵だ。どんなに高画質な写真が撮影できるカメラでも、どんなに美しい絶景に出会っても、ぶれてしまっては何の意味もない。

しかし、マイクロミラーレスには強力な手ぶれ補正機構を備えた機種が多く発売されている。それらの機種を選べば、三脚を使わずともぶれのない高精細な写真が撮影できる。さらには、低速シャッターを生かした表現も楽しめる。

そこで、連載第5回目となる次回は、旅カメラ選びの5つ目のポイント:「三脚いらずの強力な手ぶれ補正機構を備えているか?」をテーマに解説していく。

どうぞ乞うご期待!

★連載第5回目の記事はこちら↓↓↓

旅カメラ選びのポイント⑤ 三脚いらずの強力な手ぶれ補正機構を備えているか?

結論を早く知りたい方には…

しかしながら、「早くおすすめの旅カメラを知りたい!」「最終回まで待ちきれない!」という方もいらっしゃるだろう。

そんな探究心旺盛な方のために下記の記事を用意させてもらった。

【2020年版】旅行におすすめな究極のミラーレスカメラ|厳選2機種!

ぜひお読みいただいて、今回の記事と合わせて参考にしてもらえると嬉しい。

きっとあなたにとっても最高の相棒となるだろう旅カメラをご案内できるはずだ。