旅行のパートナーに最適な旅カメラの選び方と、究極厳選したおすすめの機種をご紹介している本連載。
第2回目であった前回は、旅カメラ選びの2つ目のポイント:「機内持込手荷物に収まる小型軽量なカメラシステムか?」をテーマに、マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ(以下、「マイクロミラーレス」)をご紹介した。
軽快なフットワークが何よりも重要となる旅写真の撮影では、持ち運びが苦にならない小型軽量さにも関わらず一眼レフと同等以上の高画質が得られ、レンズなどのアクセサリーも含めたシステム全体の総重量でもLCCの手荷物規定をクリアしやすいのがその理由だ。
ところが、マイクロミラーレスは、最近のトレンドになっているフルサイズ規格のミラーレスカメラ(以下、「フルサイズミラーレス」)と比較すると画質などのスペックが控えめなものが多い。例えば、画素数一つとっても、フルサイズミラーレスでは3000万画素や4000万画素を超える機種がよく見かけられるが、マイクロミラーレスでは多いものでも2000万画素ほどしかない。
そのため、マイクロミラーレスで満足な画質の写真が撮れるのか、本当に大丈夫なのか、不安に思ってしまう方もいるだろう。
しかし、はっきりと断言できる。
旅写真の撮影では、マイクロミラーレスでも十分に満足できる画質が得られる。それに、フルサイズミラーレスと違って明らかなオーバースペック画質ではなく、画像のファイルサイズも膨大にはならないのでハンドリングが負担にはならない。
そこで連載第3回目となる今回は、旅カメラ選びの3つ目のポイント:「画質スペックは必要十分で負担にならないか?」をテーマに解説していく。あなたにとって旅先で相棒となる最適な旅カメラを見つけるための一助になれれば幸いだ。
Contents
画素数は1600〜2000万画素あれば十分
最近話題のフルサイズミラーレスは3000万画素や4000万画素を超える超高画素なモデルが増えてきた。APS-C機でも2400万画素を超えるモデルが徐々に現れている。
そんな中、マイクロミラーレスは現在でも1600万画素が主流だ。プロ仕様の上位モデルでも多くても2000万画素ほどしかない。デジタルカメラの高画素化が進む近年のカメラ業界の中にあって、マイクロフォーサーズは明らかに時代の流れに逆行しているように見える。
しかし、一般的な用途に限って言えば、1600万画素もあれば十分に事足りると断言できる。A3ノビを超えるサイズの大判プリントに印刷したり、画像を多少クロップ(トリミング)をする場合であっても、2000万画素もあればかなり余裕を持って対応しきれる。
画像の活用例を実際に挙げつつ、それぞれに必要な画素数について具体的に見ていこう。
写真プリントに必要な画素数
まず、写真をプリント用紙に印刷する場合だ。下記の表は各プリント用紙ごとに印刷時に推奨されている画素数についてまとめたものだ。推奨画素数以上の画素数で記録した画像であれば、そのプリント用紙では十分に鑑賞に耐えられる品質で印刷できるという意味だ。
(ちなみに、写真プリントでは300dpiの解像度で印刷するのが基本なので、それに準じた推奨画素数を算出した。)
※スマートフォンで見る場合はスワイプで表を横にスクロールできるよ!
用紙名 | 縦横サイズ | 推奨画素数 |
---|---|---|
L(標準プリントサイズ) | 89×127mm | 1074×1524px(150万画素以上) |
KG(葉書サイズ) | 102×152mm | 1228×1818px(200万画素以上) |
2L | 127×178mm | 1536×2138px(300万画素以上) |
A4 | 210×297mm | 2516×3544px(900万画素以上) |
A3 | 297×420mm | 2970×4200px(1400万画素以上) |
A3ノビ | 329×483mm | 3290×4830px(1600万画素以上) |
市販されている家庭用プリンターで印刷に使用できるプリント用紙の最大サイズはA4が主流だ。より大判印刷に対応した家庭用プリンターでもA3、本格的なプロフェッショナルモデルでもA3ノビまでしか対応していないのが普通だ。
つまり、カメラの画素数は1600万画素もあればA3ノビまで高画質に印刷が可能なため、家庭用プリンターを使用した印刷では画質に余裕を持って印刷できるということだ。
仮に、画像の一部をクロップしたとしても、A4程度であれば解像感を高く維持したまま印刷できる。2000万画素ある画像ならば、クロップしてもA3くらいまでであれば十分綺麗に印刷できる。
結果的に、フルサイズミラーレスで主流となっている3000万画素や4000万画素の超高画素は、通常想定される用紙サイズでの印刷にはオーバースペックということになる。一般的なプリントサイズや用途で考えた場合、無駄に高画素すぎるのだ。
一応断っておくと、超高画素での画像記録が必ずしも無駄にはならない場合もある。A2や全紙以上の大判サイズで印刷する場合や、画像の半分や中央部分だけを切り取るほどの大規模なクロップを多用する場合は、3000万画素や4000万画素の超高画素が役に立つ。
しかし、画像をこういった用途で使用するのは大型のプロモーション広告を撮影するプロカメラマンや、画像から目的の箇所だけを強調して載せたいメディアの編集者だけだろう。
つまり、趣味で写真を楽しむ場合も含めて、一般的な家庭用プリンターで画像を印刷するなどの用途で画像を使用する場合は、3000万画素や4000万画素の超高画素は必要ないのだ。
ウェブサービス投稿に必要な画素数
これはプリント用途だけではなく、SNSなどのウェブサービスに画像を投稿する場合にも同じことが言える。いや、むしろウェブ投稿ではもっと少ない画素数で事足りると言える。
下記の表は主要なSNSやブログサービスに画像を投稿する際に推奨される画像の画素数を一覧にまとめたものだ。ちなみに、ウェブ用途ではプリント用途よりも低い解像度となる72dpiで画像は使用されるので、それに準じた推奨画素数を算出した。
※スマートフォンで見る場合はスワイプで表を横にスクロールできるよ!
ウェブサービス名 | 用途 | 推奨画素数 |
---|---|---|
カバー画像 | 851×315px(27万画素以上) | |
プロフィール画像 | 160×160px(3万画素以上) | |
タイムライン投稿(PCで表示) | 470×394px(19万画素以上) | |
タイムライン投稿(スマートフォンで表示) | 628×628px(40万画素以上) | |
シェア時の表示画像(OGP) | 1200×630px(76万画素以上) | |
Facebook広告 | 1200×628px(76万画素以上) | |
ヘッダー画像 | 1500×500px (75万画素以上) | |
プロフィール画像 | 400×400px(16万画素以上) | |
タイムライン投稿 | 1024×512px(53万画素以上) | |
リツイート時の表示画像(Twitterカード) | 280×150px(42万画素以上) | |
最高画質での投稿 | 1080×1080px(120万画素以上) | |
WordPress | 縦横比4:3の画像 | 640×480px(30万画素以上) |
縦横比3:2の画像 | 660×440px(30万画素以上) |
大半のサービスが50万画素以下の画素数で事足りる。高画素が要求されるサービスであっても、Instagramの120万画素が最大だ。
ウェブ投稿用途ではプリント用途よりも画素数に対するハードルが明らかに低い。つまり、1600万画素や2000万画素のイメージセンサーを搭載する現行のマイクロミラーレスでも、画素数にかなり余裕を持って高画質な画像を投稿できるのがお分かりいただけるだろう。
高感度はISO3200が実用できれば十分
イメージセンサーの画素数は多くなるほど画像の情報量が増えるので、細部まで緻密に描写した高精細な画像を得られる。低画素の画像と違って、画像を大きく拡大しても不鮮明になりにくいので、写真展に出展する大判プリントを制作する際などに重宝する。
ただし、画素数が増えることで同時に弊害も起こる。その一つが高感度撮影時の画質劣化だ。
イメージセンサーと高感度画質の関係
夜間のスナップ撮影や暗い室内の撮影など、撮影に必要な光量を十分に確保できない状況では、ISO感度を高く設定することで受け取る光の量を増加できるので、手ブレを抑えつつ十分な明るさを確保して撮影できるようになる。また、高感度ではシャッター速度をさらに速めることもできるので、鉄道や動物の撮影で高速シャッターが必要な場合にも重宝する。
一般的に、イメージセンサーの画素数が増えるほど1つ1つの画素で受け取れる光の量が少なくなるため、高感度を使用して撮影した際の画像にノイズが多く現れて不鮮明になりやすくなる。
また、画素数だけではなく、イメージセンサーのサイズも高感度画質に影響を与える。センサーサイズが小さくなるほど光を受け取れる面積が減るので、やはり高感度撮影時にノイズで画像が荒れやすくなる。
つまり、高感度撮影ではイメージセンサーの画素数は少ないほど、センサーサイズは大きいほど、有利となるのだ。
そこから考えると、マイクロミラーレスは高感度撮影にはあまり向かないと思うのが当然だろう。しかし、全く問題ないと断言できる。
高感度撮影でのマイクロミラーレスの実力
確かに、マイクロミラーレスは、フルサイズミラーレスに比べて、高感度撮影時の画質が若干劣る。画素数こそ少なめに抑えられてはいるが、イメージセンサーの大きさはフルサイズのものと比べて約3倍も小さい。
そのため、イメージセンサーの画素数が同じ場合、マイクロミラーレスはフルサイズミラーレスと比較して高感度使用時に約2段分の画質差がある。これはつまり、マイクロミラーレスのISO800の画質は、フルサイズミラーレスのISO3200の画質に相当するということだ。
これは紛れもない事実だ。
だがしかし、イメージセンサーの小さいマイクロミラーレスであっても、現行の機種であればISO3200までなら十分高画質を維持したまま使用できる。さらに、フラグシップモデルであるOM-D E-M1 Mark IIやLUMIX G9 PROであれば、より高感度となるISO6400であってもプロユースでの使用にも耐えられる高画質が得られる。
下記の画像は地元にある古い駅舎の跡を、僕が愛用しているマイクロミラーレスのOM-D E-M5 Mark IIを使ってISO2500の高感度設定で撮影したものだ。
ISO3200には今ひとつ届いていないが(正確にはISO3200を使うまでもなかった。)、ISO2500でも十分に高感度の範疇に入る。駅舎の中は薄暗く難しい光環境での撮影であったが、この通りブレもノイズもほとんど見られない画像が撮影できた。
強力な手ぶれ補正機能が高感度の使用頻度を抑える
補足しておくと、マイクロミラーレスではISO3200以上の高感度を使用しなければならない状況はほとんど訪れない。なぜなら、現行のマイクロミラーレスカメラの大半は強力な手ぶれ補正機能を搭載しているからだ。
僕の愛機であるOM-D E-M5 Mark IIはシャッター速度換算で約5段、フラグシップのOM-D E-M1 Mark Ⅱになると約5.5段分もの補正効果が得られる。この強力な手ぶれ補正機能によって、それほど高感度に上げなくても、暗い状況や低速シャッターで撮影する場合でも手ぶれを抑えつつ高精細な画像が撮影できるのだ。
言い換えると、マイクロミラーレスは強力な手ぶれ補正機能があるため、高感度を使用しなくても十分なクオリティの画像が撮影できるということだ。
マイクロミラーレスでは高感度は手ぶれ補正で補正しきれない時などに使用する最後の手段となる。約5段分以上の補正効果を持つ強力な手ぶれ補正でも補正しきれない場合に初めてISO3200やISO6400などの高感度を使用することになる。
そんな場合であっても、鑑賞に耐えられる高画質は十分に得られるので問題はない。
フルサイズミラーレスではISO12800やISO25600、果てはISO102400というとんでもない超高感度でも綺麗に撮影できる機種もあるにはある。
しかし、街灯が一つも設置されていないような夜の街をスナップ撮影するなどしないかぎりは、旅写真の撮影ではISO3200ぐらいまでの高感度が高画質に使えさえすれば十分に事足りる。加えて、ISO6400でも高画質ならば、高感度画質にかなり余裕を持って撮影が楽しめる。
ただし、繰り返しになるがマイクロミラーレスの大半の機種には強力な手ぶれ補正機能があるので、実際にはそこまでの高感度が必要となる状況はほとんど訪れない。ISO3200やISO6400などの高感度はあくまで緊急時の奥の手として捉えておくと良いだろう。
画像データのハンドリングが楽
画素数が増えることで起こるもう一つの弊害が画像のファイルサイズの肥大化だ。高画素のイメージセンサーを搭載するカメラでは画像1コマ当たりに必要なデータ量が増えるのでファイルサイズが大きくなり、1枚のメモリーカードに記録できるコマ数が減ってしまうのだ。
下記の表はメモリカードの容量ごとに保存ができる画像のコマ数を、画素数に応じてまとめたものだ。
※画質はJPEGの最高画質で保存した場合を想定している。
※スマートフォンで見る場合はスワイプで表を横にスクロールできるよ!
画素数 | ファイルサイズ | メモリーカード記録可能コマ数 | |||
---|---|---|---|---|---|
32GB | 64GB | 128GB | 256GB | ||
1200万画素 | 4.5MB | 6400コマ | 12800コマ | 25600コマ | 51200コマ |
1600万画素 | 7MB | 4200コマ | 8400コマ | 16800コマ | 33600コマ |
1800万画素 | 8MB | 3680コマ | 7360コマ | 14720コマ | 29440コマ |
2400万画素 | 10MB | 2950コマ | 5890コマ | 11790コマ | 23590コマ |
3600万画素 | 14MB | 1700コマ | 3450コマ | 6900コマ | 13800コマ |
4200万画素 | 17MB | 1050コマ | 2150コマ | 5300コマ | 8700コマ |
マイクロミラーレスの方がより多くの画像を保存できる
例えば、64GBのSDXCカードの場合。1600万画素のカメラでは8400コマ保存できるのに対して、3600万画素機では半分以下のコマ数である3450コマしか保存できない。4200万画素機に至っては約1/4の2150コマにまで記録可能コマ数が激減してしまう。
旅先では様々な珍しい名産品や素晴らしい景色と出会うため、普段はあまり写真を撮らない人でも自然といつもよりも多めにカメラのシャッターボタンに指が伸びてしまうはず。
少ない人でも1日当たり最低100コマ以上、多い人だと500コマや1000コマ以上撮る場合も珍しくはない。
さらに、上記の表はJPEG形式で保存した場合で計算したのだが、写真にこだわりのある人であればRAW形式でも画像を記録しておきたいと思うだろう。JPEGと違ってRAWは撮影後にPCでの現像によって露出やホワイトバランス、色合いを画像の劣化なしに変更できるので仕上げの追い込みには欠かせない保存形式だ。ところが、保存に必要なデータ量はJPEGの2倍以上に膨れ上がってしまうのが難点だ。
64GBのSDXCカードの場合、フルサイズミラーレスで最も普及している2400万画素機であっても、3000コマを下回るコマ数しか保存できない。1日1000コマは撮影するとして、3日しか容量が持たない。
また、保険の意味も込めてJPEGとRAWの両形式で保存しておきたいという人もいるだろう。その場合はさらに記録可能コマ数が減る。単純計算で2000コマを下回るので、たったの2日しか持たない。
2400万画素機でここまで記録可能コマ数が減るのだから、3600万画素機や4200万画素機ではさらにその半分から3分の1くらいまで減少してしまう。
それに対して、1600万画素のマイクロミラーレスではRAWで保存した場合でも約4000コマは撮影できるので、カードの残り容量に対するストレスが劇的に減る。JPEGとRAWの両形式で記録した場合でも2600コマ以上は保存できるので、写真をたくさん撮る人でも2泊3日の短期旅行くらいならカード1枚だけで最初から最後まで十分に対応できる。
廉価なミドルスペックPCでも画像管理や編集が比較的快適
画像のファイルサイズが小さいと、単により多くのコマ数を撮影できるだけではなく、旅先から帰宅後の画像管理も楽だ。
PCにカメラやメモリーカードを接続して画像を転送する際、画像の読み込みに時間があまりかからないので作業がスムーズにできる。また、画像を現像やレタッチする際も読み込み時間が比較的少ないので、CPU:Core m3、メモリ:4GBなどスペックの限られた安いPCでも作業を進める度に待たされてイライラしてしまうことも少ない。
加えて、PCの内蔵ストレージや外部HDDの容量をあまり圧迫しないので、128GB以下の低容量ストレージのPCでも容量不足に悩まされることが少ない。
もちろん、プロ仕様のハイスペックPCを所有している場合は高画素の画像でもスムーズに作業を進められるだろうが、大多数の人はそこまでのスペックのPCとは無縁のはず。それらのPCに搭載されているCore i7以上のCPUや16GB以上のメモリは非常に高価で、全て込みで考えると最低でも20万円の導入費用が必要となるからだ。
カメラで10万円ほど消費した後、さらにPCに20万円以上もの大金をかけるのは、あまり現実的とは言えないだろう。
確かに、高画素な画像の管理や編集にはハイスペックなPCが欠かせない。しかし、マイクロミラーレスで撮影できる1600〜2000万画素の画像であれば、そこまでのハイスペックは必要にはならない。
15万円以下の比較的安いミドルスペックPCさえあれば、大量の画像管理や本格的な現像・画像編集でも十分快適に進められる。そう考えると、画像管理や編集の面でも、価格面でも、1600〜2000万画素のマイクロミラーレスこそが最もバランスが取れていて扱いやすいと結論付けられる。
総評
イメージセンサーの画素数やサイズのインフレがさらに進んでいるのがここ数年のカメラ業界のトレンドだ。しかし、まるでその流行に逆行するかのように、マイクロミラーレスの画素数は数年前と変わらず1600〜2000万画素に抑えられたままだ。
最近の4000万画素オーバーのフルサイズミラーレスと比べると見劣りするスペックかもしれないが、写真を楽しむ分には必要十分な画質スペックを備えていると言える。画素数が1600万画素のカメラでもA3ノビの大判プリントが高解像に印刷できるし、主要SNSへの投稿にも十分すぎる画素数を持っている。
マイクロミラーレスはフルサイズミラーレスと比較すると高感度画質は若干劣るが、ISO3200やISO6400の高感度でも鑑賞に耐えられる画質の撮影はできる。それ以前に、マイクロミラーレスには強力な手ブレ補正機能が搭載されているため、そこまでの高感度を使う状況はほとんどない。
そして、マイクロミラーレスで撮影できる画像はデータのハンドリングも楽。1コマ当たりのデータ量がさほど多くないので、フルサイズミラーレスよりもさらに多くの写真を保存できる。また、廉価なミドルスペックPCでも画像管理や編集がストレスなく快適にできる。
以上のことからまとめると…
写真を楽しむ分にはマイクロミラーレスでも必要十分な画質が得られることがお分かりいただけるだろう。むしろフルサイズミラーレスと違って高画質に無駄がなくより多くの画像を保存でき、撮影後の管理や加工が負担にならないので、より積極的に写真を様々な用途に活用できる。
A3大判プリントに写真を印刷して飾ったり。ブックに印刷して家族と楽しんだり。ポストカードにして友達に配ったり。SNSでフォロワーと画像をシェアしたり。撮影後にも写真を積極的に活用したのであればマイクロミラーレスがお薦めだ。
ところで、旅先ではいつも良い天気に恵まれるとは限らない。また、マイクロミラーレスを含めほとんどのカメラは水やホコリの侵入に弱く、雨や霧、砂埃の中では使用に制限がかかるのがほとんどだ。どんなに高画質なカメラでも使えなければ意味がない。
しかし、マイクロミラーレスには強力な防塵・防滴性能を備えた機種も発売されている。それらの機種を選べば、天候に関係なく自由に写真の撮影が楽しめるようになる。
そこで、連載第4回目となる次回は、旅カメラ選びの4つ目のポイント:「天候変化に対応できる防塵防滴機構を備えているか?」をテーマに解説していく。
どうぞ乞うご期待!
★連載第4回目の記事はこちら↓↓↓
結論を早く知りたい方には…
しかしながら、「早くおすすめの旅カメラを知りたい!」、「最終回まで待ちきれない!」という方もいらっしゃるだろう。
そんな探究心旺盛な方のために下記の記事を用意させてもらった。
ぜひお読みいただいて、今回の記事と合わせて参考にしてもらえると嬉しい。
きっとあなたにとっても最高の相棒となるだろう旅カメラをご案内できるはずだ。