OM-D E-M1 Mark IIは本当に素晴らしい旅カメラだ!
OM-D E-M1 Mark IIはオリンパスが誇るOM-Dシリーズのフラッグシップ機の一つだ。また、このポータルメディアでも度々紹介しているOM-D E-M5 Mark IIの上位機でもあるので、同機にできてOM-D E-M1 Mark IIにできないことは何もない。
単に基本性能が向上しただけではなく、進化した「ハイレゾショット」や「5軸シンクロ手ぶれ補正」、そして新搭載の「プロキャプチャーモード」なども魅力だ。これらの機能を駆使すれば、写真表現の領域をさらに拡大できるので、旅写真の場面でもより多彩な表現を楽しめることだろう。
要するに、OM-D E-M1 Mark IIを駆使すれば、それまで撮影が困難で諦めざるを得なかった場面でも挑戦することができるようになるのだ。
このことは僕にとっても非常に価値のあることだ。僕は現在オリンパスのOM-D E-M5 Mark IIをメインカメラとして使っているが、次にミラーレスカメラを追加で購入する時は絶対にOM-D E-M1 Mark IIを選ぶと決めている。
さて。そんなOM-D E-M1 Mark IIだが、以前オリンパスから実機をお借りしてテスト撮影をしたことがある。去年(2018年)の9月に千葉で開催された「OLYMPUS POP UP PLAZA」でのことだが、OM-D E-M1 Mark IIの実機を使って会場周辺を撮り回る体験ツアーに参加させてもらったのだ。
今回の記事は「OLYMPUS POP UP PLAZA」で開催された「OM-D E-M1 Mark II 体験ツアー」の模様を交えつつ、僕が感じたOM-D E-M1 Mark IIの魅力をレポートしていこうと思う。
ぜひあなたの旅行のパートナーに相応しい旅カメラ選びの参考にしていただきたい。
Contents
- 1 OLYMPUS POP UP PLAZAとは?
- 2 いざ、OM-D E-M1 Mark II 体験ツアーへ!
- 3 OM-D E-M1 Mark IIを手に持った第一印象
- 4 まずは小手調べ!進化した描写力と動体撮影性能を確認
- 5 進化した「5軸シンクロ手ぶれ補正」の威力を体感!
- 6 驚異の「プロキャプチャーモード」!
- 7 OM-D E-M1 Mark IIで撮影した作品
- 8 総評
- 9 おまけ:OM-D E-M1 Mark IIについてもっと知りたい方へ
- 10 追記(2020/2/23) 新機種OM-D E-M1 Mark III、誕生!
- 11 追記(2020/08/08):OM-D E-M1 Mark IIをついに購入!
OLYMPUS POP UP PLAZAとは?
「OM-D E-M1 Mark II 体験ツアー」のレポート本編に入る前に、まずは「OLYMPUS POP UP PLAZA」の概要について軽く触れておこう。
「OLYMPUS POP UP PLAZA」とはオリンパスプラザによる出張イベントのことだ。ちなみに、オリンパスプラザとはオリンパスのショールームとギャラリーを提供しているサービスで、現行のカメラ製品が体験できたり、写真家や写真サークルの作品展示を楽しめたりする。
オリンパスプラザは普段、東京(新宿)と大阪(阿波座)の2箇所でサービスを提供しているのだが、それ以外の地域にも不定期で出張して1日限定でショールームやギャラリーのサービスを提供しているのだ。2018年の「OLYMPUS POP UP PLAZA」では、僕が参加した千葉以外に宇都宮、神戸、大宮でもイベントが開催されていた。
「OLYMPUS POP UP PLAZA」では、「OM-D E-M1 Mark II 体験ツアー」以外にも様々な体験型のイベントが開催されている。それらについてもさらっと紹介しておこう。
出張ショールーム
まず、「出張ショールーム」。ここではオリンパスプラザと同じように、発売したばかりの新機種も含めてオリンパスの現行のカメラやレンズが一堂に会して展示されている。
実機を実際に手に取って撮影できることに加えて、説明員や技術者が常時待機しており機種について不明な点があれば詳しく説明してくれる。製品のことを熟知したスタッフが対応してくれるので、初心者はもちろん、購入検討中で気になる機種がある人や今使用している機種をさらに深く理解したい人なども満足ができるだろう。
また、僕のようなガチ勢やハイアマチュア向けの展示だけではなく、初心者や女性向けの展示も充実している。テーブル上にはカメラと一緒にドライフラワーや模型などの小物も設置されているので、それらを使って気軽にテスト撮影が楽しめる。
デジタルカメラメンテナンス講座
また、「デジタルカメラメンテナンス講座」も開催されている。ここでは実際にオリンパスのサービスセンターで製品のメンテナンス業務を担当しているスタッフが、カメラの清掃方法やメンテナンスの仕方を解説してくれる。
「OM-D E-M1 Mark II 体験ツアー」同様、参加には事前予約が必要だが、持参した自分のカメラを使って専門家から正しいメンテナンスの仕方を教われるのが魅力だ。カメラを入手したばかりの初心者や自分でカメラの清掃するのが不安な人にはとても役に立つ講座だろう。
なお、講座には参加特典もある。この時はオリジナルデザインのクリーニングクロスをいただいた。
写真家スペシャルトークステージ/ギャラリー講評会
「写真家スペシャルトークステージ」も大盛況だった。オリンパスのカメラを愛用している人気のプロカメラマンを招いて、実際の撮影でのエピソードを交えつつオリンパスのカメラの魅力を紹介してくれる。
ちなみに、僕が参加した千葉のイベントには、水中写真家のむらいさち氏と野鳥写真家の菅原貴徳氏が登壇されていた。
トークステージの後にはプロカメラマンが会場に展示された自分の作品を講評する「ギャラリー講評会」も開催されていた。彼ら自身の口から作品に関するエピソードをさらに深く聞けるので、ファンにはまたとない嬉しい機会になるだろう。
OM-D E-M1 Mark II モニター抽選会
そして、イベントの大きな目玉が「OM-D E-M1 Mark II モニター抽選会」!これは「OLYMPUS POP UP PLAZA」の最後に開催される抽選イベントで、1名限定だが当選者にはOM-D E-M1 Mark IIのモニター権利が授与される。
当選者はモニターとしてOM-D E-M1 Mark IIの実機を1ヶ月間使用してレビューを報告する必要がある。しかし、使用した実機には関しては、なんとモニターが終わった後にプレゼントとしていただけてしまうのだ!
OM-D E-M1 Mark IIが喉から手が出るほどに欲しい僕にはなんとも羨ましい企画だ。
このように「OLYMPUS POP UP PLAZA」には魅力的な体験イベントが多く開催されているので、ミラーレスカメラに興味のある初心者からレンズ沼にどっぷりハマったハイアマチュアまで幅広い層の人が楽しめる。オリンパスを通じてカメラや写真の魅力を満喫したい人には非常に価値のあるイベントだ。
補足:「OLYMPUS POP UP PLAZA 2019春」の開催について
オリンパスプラザの出張イベント「OLYMPUS POP UP PLAZA」はこの春にも開催されている。
こちらの特設ページでイベントの詳細について確認できる。
「OLYMPUS POP UP PLAZA 2019春」特設ページ
2019年4月25日現在、残念ながら京都と立川の会場は既に終了してしまったが、横浜と市川の会場に関してはゴールデンウィーク後に開催されるので、参加は今からでもまだ間に合う。
「OLYMPUS POP UP PLAZA」では、オリンパスのミラーレスカメラの実機を試せるのはもちろん、人気写真家によるトークステージや一般から募集した作品のギャラリー展示など、様々な写真の楽しみ方に触れることができる。
写真やカメラに興味のある方には非常におすすめなイベントなので、ぜひ奮って参加してほしい。
いざ、OM-D E-M1 Mark II 体験ツアーへ!
今回のメインテーマとなる「OM-D E-M1 Mark II 体験ツアー」も「OLYMPUS POP UP PLAZA」における体験イベントの一環として開催されていたものだ。
参加には事前予約が必要だが、オリンパスから実際にOM-D E-M1 Mark IIの実機を無料で借りて会場周辺をスタッフと一緒に散歩しながら撮影を楽しめる。
購入前のカメラを無料レンタルして街中で体験撮影できる機会はあまりないので、これからカメラの購入を検討している人にはカメラの使い心地や描写を実機を交えて実際に確認できるまたとないチャンスになるだろう。
ちなみに、体験ツアーで借りられたのは下記のカメラとレンズだ。
OM-D E-M1 Mark II本体はもちろん高性能だが、一緒に使用した高倍率ズームレンズも負けないぐらい優秀で、これ一本だけで大抵の撮影はこなせてしまうほど素晴らしい出来だった。
体験ツアーの開催時間が近づくと会場でアナウンスがかかる。本人確認と実機貸し出しの手続きを済ませると、使用するカメラのスペックや操作方法について簡単に解説されたプリントを渡される。
それらに目を通したり、機材チェックをしたりしている内に体験ツアーに同行する案内スタッフから集合のアナウンスがかかる。参加者が揃った後に会場の外に出るのだが、そこで改めて案内スタッフからOM-D E-M1 Mark IIの操作方法に関する簡易的なレクチャーが行われる。
簡易レクチャーが終わると、「OM-D E-M1 Mark II 体験ツアー」が本格的に開始されるという流れだ。
OM-D E-M1 Mark IIを手に持った第一印象
OM-D E-M1 Mark IIを持ってみた第一印象についてだが、愛機のOM-D E-M5 Mark IIと違って深く大きなグリップが搭載されていたので非常に持ちやすく快適な握り心地だったことを今でもしっかり覚えている。
この時はPROラインの高倍率ズームレンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROをカメラに装着しており、このレンズは全長116.5mm・重量561gというマイクロフォーサーズレンズにしてはやや大きな部類に入るものだった。
しかし、OM-D E-M1 Mark IIの大きなグリップのおかげでしっかりと支えることができ、疲労も溜まりにくかったので、長時間の撮影にも対応できる印象を強く受けた。
僕はOM-D E-M5 Mark IIを使用する時は別売りの拡張グリップ(HLD-8G)を装着して使っているので、手がやや大きな僕にとってはこのぐらいの大きさがあった方がむしろ心強いし使いやすい。
これならば、旅先でいつもやっているように朝から夜まで一日中歩き回りながら撮影できると確信した。
まずは小手調べ!進化した描写力と動体撮影性能を確認
「OM-D E-M1 Mark II 体験ツアー」では「OLYMPUS POP UP PLAZA」の会場周辺を案内役のスタッフと一緒に散策しながら撮影を進めていくことになる。僕が参加した千葉会場のイベントの時は、千葉モノレールの葭川公園駅から千葉地方裁判所裏の吾妻公園までのエリアを回りながらスナップ撮影していた。
体験ツアーが始まると、とりあえず目的地の吾妻公園を目指すことになった。僕はそこへ向かう道中で、OM-D E-M1 Mark IIの性能をチェックするための小手調べとして、何枚かテスト撮影をしてみることにした。
OM-D E-M1 Mark IIの画質をチェック
まずは、画質チェック!イメージセンサーの画素数がOM-D E-M5 Mark IIの1600万画素から2000万画素へ25%アップしたこともあり、わずかに解像感が向上したように見受けられた。
(ここには掲載していないので恐縮だが、)リサイズ前の画像を等倍まで拡大してみると、木々の葉っぱを1枚1枚までしっかり解像しており、モノレールのレールや電柱に付いたさびの質感も克明に解像しているのが分かった。
また、ダイナミックレンジも向上しているせいか、色彩の濃淡や明暗の表現がわずかながらも豊かになって、より立体感のある描写が楽しめるようになった印象だった。
レンズ性能の優秀さも当然影響しているのだろうが、明らかにOM-D E-M5 Mark IIよりも画質が向上しているのが確認できた。
OM-D E-M1 Mark IIで流し撮りに挑戦!
続いて、道路を走っていた車を相手に流し撮りにも挑戦してみた。ひと昔前までミラーレスカメラは流し撮りなどの動体撮影には向かないと言われていたのだが…この通り、何の問題もなくあっさりと流し撮りを成功させることができた。
ミラーレスカメラの弱点の1つであった電子ビューファインダーの遅延はOM-D E-M1 Mark IIではほとんど感じられなかったので、撮影中にファインダーで車をしっかり追うことができた。また、像面位相差AFの速度と精度も高く、これまでOM-D E-M5 Mark IIで体験していた苦労が幻かと思うほど、車にあっさりピントを合わせることができた。
普段愛用しているOM-D E-M5 Mark IIと比べて、画質も動体撮影性能も明らかにパワーアップしているのを改めて強く実感できた。
進化した「5軸シンクロ手ぶれ補正」の威力を体感!
吾妻公園に到着すると、そこを拠点にして各自に分かれて時間まで自由に撮影をすることになった。ちなみに、吾妻公園は千葉地方裁判所の裏にある小さな公園で、子供が遊ぶ滑り台や砂場などの遊具が置かれている。
自由行動になった直後に僕が真っ先に試したくなったのが、OM-D E-M1 Mark IIの手ぶれ補正機構の性能だった。
カタログスペックでは、ボディ単体でシャッター速度換算5.5段分の補正効果を持っていると記載がある。加えて、この時装着していたM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの場合はレンズ内の補正ユニットと連動する「5軸シンクロ手ぶれ補正」が有効になるので、最高6.5段分の補正効果を発揮できるとのこと。
しかし、重要なのは実戦での性能だ。そこで実機を使って最高6.5段分の補正効果とやらを試すことにした。
公園にあった立形水飲水栓(水飲み場)を被写体にシャッター速度を1/60秒から徐々に遅めつつ撮影してみた。
最終的な結果として、1秒でも手ぶれを起こさず高精細に撮影できることが分かった。加えて、手ぶれ補正機構の性能にはまだ余裕があるように思えたので、練習すれば2秒でも手持ちで撮影できるようになるだろう。
2秒が手持ちで撮影できれば、三脚をわざわざ持っていかなくても印象的な夜景の写真が手軽に撮れるので、この強力な手ぶれ補正機構は旅先でかなり重宝するに違いない。
驚異の「プロキャプチャーモード」!
続いてチェックしたのが、OM-D E-M1 Mark IIで新しく搭載された高速連写機能の「プロキャプチャーモード」だ。
野生動物や野鳥の撮影など、高速かつ不規則に動く被写体を狙った構図でピントを合わせて撮影するのは、百戦錬磨のプロカメラマンにとっても至難の技だ。熟練者であっても人間の反応速度には限界があるので、どんなに集中してシャッターチャンスを狙っていたとしてもわずかに反応に遅れが生じてしまうのは仕方がないこと。
しかし、この特殊撮影機能を活用すれば、自分の反応速度の限界を超えて狙った瞬間をベストな構図で撮影できるようになる。つまり、人間の反応速度の限界を克服できるのだ。
「プロキャプチャーモード」では、シャッターボタンを半押しした状態から連写(18コマ/秒)による画像のプリ記録が始まる。そして、全押ししてシャッターを切るとプリ記録は終わるのだが、その状態から最大で35コマまで画像を遡ることができるのだ。あとはその中から理想の構図で撮れているものを選択して保存するだけだ。
要するに、僕のように普段から動体撮影にあまり慣れていない人間でも、比較的簡単に理想の構図とピントで傑作が撮れてしまえるのだ。
さて。「プロキャプチャーモード」が実際にどんなものかを体験してみたので、見ていくことにしよう。体験ツアーの案内スタッフがクラッカーを用意してくれていたので、それを被写体にして「プロキャプチャーモード」のテスト撮影を行った。
結果は下記の画像の通り。
クラッカーが射出される瞬間をしっかりと写し止めることができた。僕がやったことは、カメラを「プロキャプチャーモード」に設定してシャッターボタンを押しただけ。それにも関わらず、理想とする刹那の瞬間があっさり撮れてしまうのは、とても快感だった。
ただし、「プロキャプチャーモード」の使用直後はカメラ内の処理が終わるまで撮影が再開できなくなるのだが、その時間がやや長いのが唯一の難点だった。その間に次に被写体を取り逃がしてしまう可能性もあるので、この機能の乱用は控えて、ここぞという時に狙って使用するのが望ましいように思えた。
とはいえ、この機能があれば、野生動物や野鳥の撮影はもちろん、稲妻や流れ星が落ちる瞬間を構図に取り込んだ作品もモノにできるような気がした。技術の進化は本当に素晴らしい!!
OM-D E-M1 Mark IIで撮影した作品
上記のテストで撮影したもの以外にも、OM-D E-M1 Mark IIで色々な被写体を撮影したのでいくつか作品を紹介していこう。
こちらは公園の面している団地と公園内に植えられた木を撮影したものだ。アクセントとして絞りをF10まで絞って太陽を光条を画面内に取り込み、アートフィルター「ライトトーン」を使って全体のトーンを明るく仕上げた。
こちらは公園の滑り台をアートフィルター「ラフモノクローム」を使って仕上げたものだ。カメラのダイナミックレンジが広いため、明部が白飛びせずしっかり解像されていることに驚く。
こちらは道路を挟んで公園の向かい側に鎮座していた小さな祠を撮影したものだ。アートフィルター「パートカラー」を使って鳥居の朱色以外の部分をモノクロで表現した。
こちらは公園の茂みで見つけたバッタを撮影したものだ。高倍率ズームレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROは最短撮影距離が望遠側で0.45mmと短い。最大撮影倍率も広角側で0.3倍・望遠側で0.21倍あるので、こういった簡易マクロ撮影も難なくこなせる。
こちらは公園の滑り台の上から遊具で遊ぶ子供たちをアートフィルター「ジオラマ」を使って撮影したものだ。光と影が織りなすコントラストを背景に少年時代を謳歌する子供たちの姿がとても美しかった。
こちらはスタート地点の葭川公園駅前の公園からモノレールを撮影したものだ。オリンパスの代名詞である「オリンパスブルー」はOM-D E-M1 Mark IIにも健在で、透明感のある濃厚な空の色がとても印象的だった。
総評
以上で「OM-D E-M1 Mark II 体験ツアー」のレポートは終了となる。
いずれは手にしたいと憧れていたカメラだったが、実際に今回実機を使った撮影体験をしてその描写や性能を確認できる機会に恵まれたことで、OM-D E-M1 Mark IIに対する評価がより一段と高まった。
そして、OM-D E-M1 Mark IIがより一層欲しくなった!!!
欲しい!
欲しい!!
欲しい!!!
ただし、マイクロフォーサーズにしてはコストがやや高めなのが難点。。。僕が愛用しているOM-D E-M5 Mark IIと比べるとカメラ本体の価格は3倍ほど高く、今回一緒に使用したPROラインの高倍率ズームレンズも普段使用しているレンズの2倍以上の価格差がある。
とはいえ、その価格差に見合う以上の価値はあると断言できる。
画質も動体撮影性能も明らかに向上しているのはもちろんだが、それ以上にどんな被写体やシーンもサクサク快適に撮影をこなせる感覚は、一度体験してみるとかなり病みつきになる。
同時に、より強化された手ぶれ補正機構や「プロキャプチャーモード」を駆使すれば、旅先でもこれまで諦めざるをえなかったシーンの撮影も挑戦できるようになる。
旅写真の表現領域を広げて撮影をより深く楽しみたい方には、このOM-D E-M1 Mark IIは自信を持っておすすめできると僕は強く確信している。
ぜひあなたも最高の旅カメラを手にして、素敵な旅写真ライフを満喫してほしい!
おまけ:OM-D E-M1 Mark IIについてもっと知りたい方へ
本記事を通してOM-D E-M1 Mark IIへの興味が増してきただろう。
きっとOM-D E-M1 Mark IIが持つメリットやデメリットを始め、旅カメラとしてどれほど重宝するのかなど、購入前にもっと知っておきたいと思うことが盛り沢山だと思う。
★OM-D E-M1 Mark IIについてもっと知りたい方には下記の記事がおすすめだ↓↓
こちらの記事では旅カメラの選び方のポイントを踏まえた上で、OM-D E-M1 Mark IIの特徴を本記事よりもさらに深く踏み込んで解説している。
OM-D E-M1 Mark IIをご検討中の方は、本記事とぜひ合わせて目を通していただくと良いだろう。
追記(2020/2/23) 新機種OM-D E-M1 Mark III、誕生!
2020年2月にOM-D E-M1 Mark IIの後継機に当たる新製品OM-D E-M1 Mark IIIが発表された。
OM-D E-M1 Mark IIIに関しては、下記の記事で今回紹介したOM-D E-M1 Mark IIとの比較検証を行っている。
【比較】OM-D E-M1 Mark III降臨!!!OM-D E-M1 Mark IIとどっちがおすすめ!?注目すべき10のポイント
ぜひ今回の記事と合わせてご参考いただくといいだろう。
追記(2020/08/08):OM-D E-M1 Mark IIをついに購入!
先日ついに念願だったOM-D E-M1 Mark IIを購入することができた。下記の記事でその狂気に満ちた喜び様をレポートしているので、合わせてお楽しみに!